暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

風流

2018年07月11日 | 古民家

 夏の暑さをしのぐ、「涼」を感じる工夫は昔からあります・・・。

夕涼み・・・首都圏は夜も暑くてそんな風流な習慣は無くなってしまいましたが・・・

以前は・・・日が落ちる少し前、ヒグラシが鳴きはじめ・・・涼しげな風が吹き始めた頃に・・・

川沿いを散歩する・・・・・日本の原風景を思い出させるような暮らしがあります・・・。

少し田舎に行けばそんな経験が出来るかもしれません・・・。

肝試し・・・幽霊や妖怪が出てくる怪談話は「涼」を楽しむ娯楽の一つでした・・・。

背中がヒヤッとする体験・・・一度や二度はあるでしょう・・・。

命の危険を感じるとは違った、「恐れ」が昔はいたるところにありました・・・。

真の闇や・・・・生暖かく湿った空気や・・・・物の怪が本当に存在するかもしれないと言う環境・・・

自然現象が恐れと思われていて・・・理解できない現象を・・・

幽霊や妖怪と言った想像の産物を生み出すことで理解しようとしました・・・。

座敷童子・・・・少しのイタズラはするようですが、見ると良いことがあるとか・・・?

その家は幸せになるとか・・・?とても良いイメージがあります・・・。

漫画や映画でも取り上げられる妖怪ですが・・・

もし、出会うとしたら・・・最新設備の整った快適な住まいではでは無く・・・・

煤けた梁に大きな柱・・・障子や畳・・・使い込まれた箪笥や火鉢のある部屋だと思います・・・。

寒さ暖かさ・・・喜びや楽しみ・・・・恐れや悲しみ・・・

多くの感情や感覚を体で感じる事が出来る暮らしが古民家にはあるのだと想います。

 

 

 

 

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