暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

継続

2018年07月27日 | 古民家

 町おこし・・・地域活性・・・地方再生・・・

行政さんが有識者や学識経験者を選んでいろんな取り組みをして・・・

お偉い大学の先生も出てきて・・・大手コンサルタント会社さんも立派な講演をして・・・

有名な設計事務所さんが手を掛けた成功事例が発表されて・・・・(いきなり批判的な話しですが、個人的な見解です。)

ある場所で、水出しコーヒーを出してくれるカフェがあります・・・

築50年以上は経っていると思われる、あばら家(古民家)と言って良いほどのお店です・・・・。

その方は、その場所に何度か訪れている内に何か感じるものがあって・・・

その建物を借りて、カフェを開きました・・・その建物を借りるまでの苦労もありましたが・・・

お店を始めて・・・もっと大きな苦労が始まりました・・・・

地域に受け入れられず・・・変人扱いされ・・・観光客もほぼ通らない場所・・・

それでも、廻りに声を掛け続け・・・地域の集まりに参加して・・・出来る事は積極的に動きました・・・

5年・・・10年・・・ようやく地域から声が掛かり・・・お店にも来る人も増えて・・・

廻りの環境や・・・その方の人柄など・・・こだわりの水出しコーヒーも口コミで広がり・・・

地域と一緒になって、さまざまな活動をしていくようになりました・・・。

その場所に暮らし・・・生活を共にして来た町や村の方々からしたら・・・

部外者が良かれと思って活動した事が・・・町や村には善意の押し付けになっている事があります・・・。

時間を掛け・・・相手の立場に立って・・・継続的に進められる活動が本当の地域再生だと思います・・・。

1年・・・2年・・・それが長いか短いか・・・?

5年・・・10年が長いか短いか・・・?

人の心を変えるのは簡単ではありません・・・

長い歴史や文化として築き上げられて来たものを変えるのも、並大抵なことではありません・・・。

人と人が関わる密度をどれだけ濃く出来るか・・・?のだろうと思います・・・。

力が無くても・・・知識が無くても・・・信頼が無くても出来る事・・・

それは、少しずつの積み重ね・・・継続では無いかと想います。

 

 

 

コメント
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