勝てば官軍・・・と言う言葉があるように・・・
いきさつや史実はさておき・・・勝ってしまえばすべてはどうにでもなってしまうようで・・・
刀での切り合い・・・戦争でのどさくさ・・・見ている人もいなければ・・・・
生き残った人間がその後、何を言おうが・・・どんな嘘をつこうが・・・死人に口無しの世界・・・
歴史をも、変えてしまうような現実があったのかもしれません・・・。
自分では絶対に読めないような文献や・・・書物が古い蔵から出て来て・・・
その道の方々が読み解くのでしょうが・・・・当時の言葉と・・・今の言葉の表現も変化していて・・・
よほど歴史や・・・古文に長けた人でも無ければ、理解出来ず・・・
読み解く人によっても・・・事実が変わるような曖昧な部分があるのと・・・・
この所の世代交代・・・相続の関係など・・・今まで親の世代が大切に残してきた祖先の歴史が・・・
若い世代には頓着が無いようで・・・先祖代々の歴史を自分の代で無くす訳にはいかん・・・・
などと思う世代でも無く・・・・古民家も・・・土蔵も・・・古くて汚い書物も・・・処分の対象になり・・・・
古物商にたたき売られるか・・・ゴミになる中・・・そんなゴタゴタのどさくさから・・・・
たまたま大きな、歴史的発見がされている時期のようでもあります・・・。
各地で骨董市が流行り・・・誰かの歴史を刻んだ家財道具や・・・写真が広げられていて・・・
そんな中にお宝を求めて人が集まります・・・。
究極のリサイクルとは言いませんが・・・捨てられ行くモノを・・・
次の世代に残すには、大切な行事なのかも知れません・・・。
ただ・・・色の褪せたセピア色の家族写真や・・・写真館で写された記念写真の姿を見ると・・・
名も知らぬ誰かの人生が・・・自分の手の中にある不思議な感覚に違和感を持ちながら・・・
現実に生きていた人なのか・・・夢物語なのか・・・?
写真に写る人の人生を知る人は、もうこの世の中にはいないのか・・・?
100年過ぎれば薄れる記憶・・・(最近は昨日の事も怪しいのですが。)
古民家に残る家族の歴史も同じように・・・次の世代に残るような痕跡は少なくても・・・
そこに建物があれば・・・そこには暮らしがあり・・・家族がいました・・・。
そこかしこに残る・・・時代の痕跡を思いながら古民家を眺めれば・・・・
なんてこと無い古民家も・・・写真も・・・一味違って見えるような気がします。