暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

三匹の

2020年02月04日 | 古民家

 三匹の子豚が暮らし始めた家・・・自分達で材料を選んで、想いを込めて建てました・・・。

自然素材の藁葺きの住まい・・・無垢材を使った木の家・・・硬いレンガを積み上げた家・・・

物語の行く末はご存じの通りで・・・計画を立てじっくり丁寧に、物事を積み重ねる事が大切という教訓・・・?

のようですが・・・

建築に関して言えば・・・コストや工期・・・暮らし方によって、安全に暮らせたレンガの家が良かったかは・・・

一概には言えないような気がします・・・。

藁(茅)は太陽の熱を遮り、断熱材の役割をしてくれ・・・通気性の良い素材は、風が通り抜け快適な空間を作ってくれます・・・。

無垢の木は、素足に心地良く・・・調湿効果もあって、杉や檜の香りはリラックス効果もあります・・・。

レンガ造りは、明治・大正と日本の産業を支え・・・当時を忍ばせる懐かしい佇まいを見せてくれますが・・・

地震大国の日本の環境や・・・施工に時間が掛かる・・・高額な建築費などの理由で・・・

今では、数少なくなった建物です・・・。

時代の移り変わりと共に建物も変わり・・・

町も様変わりして、三匹の子豚の物語が生まれたイギリスも、多分大きく変わって来たと思います・・・。

昔の物語が意味する内容を・・・今の子供達は理解出来ない暮しになっているかも知れません・・・。

それでも・・・兄弟で力を合わせ仲良く暮らす・・・地域で協力してみんなで町を元気にする・・・

それは今でも・・・これからも変わらない考え方だと思います・・・。

木を触った時の手触りや・・・田んぼの土を手ですくった時の冷たい感触や・・・

素足で走る学校の廊下など・・・頭で考えるよりも先に、肌で実感する・・・・。

自分で造り・・・自分で試してみる・・・体験する事に飢えている今の社会・・・

そこに価値を見出す・・・そんな時間がこれからも増えて行きそうな気がします。

 

 

 

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