暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

遊ぶ

2020年02月27日 | 古民家

 子供の頃・・・ある時期が来ると・・・近所の神社やお寺からピ~ヒャラ~・・・トントン・・・

・・・と、毎年恒例の聞きなれた音が聞こえて来ます・・・。

夏祭りで披露される、子供の踊りの練習です・・・。

雉の羽を数本まとめたものを頭の上に乗せ・・・ニッカポッカのようなズボンに派手な浴衣をたすき掛けで着て・・・

手のひらサイズの丸い鐘を木づちで叩きながら踊る・・・

そこそこ独特の踊りだと思います・・・。

お祭りが近づくと・・・学校を早退して練習に参加して・・・

ある地方の、その年のお祭りが終わったら・・・次の年の準備が次の日から始まる・・・なんて勢いはありませんが・・・

大人も子供も・・・お祭りにかける想いと、力らの入れようが伝わって来ていました・・・。

田舎・地方では・・・今でも続くお祭りや季節の行事が残されて・・・次の世代に残す想いが残っています・・・。

それでも、人が減り・・・子供が少なくなり、繋いで来た文化を失う地域が増えて来ました・・・。

育つ環境で、子供の考え方も・・・大人の意識も大きく変わると思っています・・・。

田舎ほど・・・地域の活動に参加して、人との関わりが増えて・・・面倒な役が回ってきて・・・

心の余裕も・・・仕事に追われる体の余裕・時間の余裕もない多くの人は・・・

そんな煩わしい地域の活動に関わる気持ちが薄れるのも・・・致し方無いように思います・・・。

おじいちゃんおばあちゃん・・・おとうさんおかあさん・・・お兄ちゃんおじさん・・・

大人が一生懸命取り組む姿を、子供の目線で見て育ち・・・その時は斜に構えて見ていた考えも・・・

成長と共に想いは変化して・・・心の底に残された何かが・・・次の世代に残ります・・・。

小さな頃の経験が大人になって・・・大きく影響するのは間違いなくて・・・

大人が仕事そっちのけでお祭りの準備をする・・・学校休んでも踊りの稽古をする・・・

両親が・・・地域が・・・町全部が真剣に取り組む想いは子供にとって・・・・

かけがえの無い教育の場で・・・何が大切かを教えてくれる場です・・・。

嬉々として遊ぶ姿の大人を、次の世代の子供たちに見せられる地域造りが・・・自然と出来れば良いと思います。

 

 

 

 

 

 

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