どこかの映画会社の始まりが目に浮かぶ、激しい波が打ち寄せる海の姿は・・・
長い年月石を侵食して、自然の芸術が生まれます・・・。
ヒタリと凍える洞窟に生きる美しい鍾乳石も・・・気の遠くなる時間を無心に過ぎて行きます・・・。
生き物は、自然が生んだ時間の流れの僅かな瞬きだとしても・・・
大きな影響を自然に与えて・・・その環境を変えてしまいました・・・。

丸い石がザラザラ転がる川の石・・・険しい川を下って削られ、丸く育ちます・・・。
平たい顔に・・・四角い顔、いろんな方向に揺らぎながら、カタチを造る海の石・・・
見渡せる景色すべて、自然の創るアート作品だとするなら・・・。
人が造り上げた住まいも町も・・・自然の作品なのかも知れません・・・。

太陽が当たる地球は青くて、暗闇に映る幻想に見えて・・・
闇の中・・・雑多に灯る人工的な明りは、綺麗なようで怖くもあり・・・
今にも消えそうに、夢の時間を数えているみたいで・・・。
明りを不器用に使っていた頃の暮らしとは違う時間が流れています・・・。
ロウソクの明かりで過ごす薄暗さが、心落ち着くのも・・・
古民家の住まい・・・囲炉裏を囲み、ゆっくり流れる穏やかな時間に想いを馳せるのも・・・
呆れるくらい長くゆったりした変化に、身を置きたいと思っているのかも知れません。