飾らない姿に奥ゆかしさを感じる時・・・派手ではないけれど・・・
どこか見知らぬ裏側で・・・とてつもなく動いていたり・・・
一生懸命な自分や・・・苦労する姿を見せない自分が美しく・・・
控えめな心は隠れて・・・手仕事の良さで感じて頂く・・・、
住いは・・・建ち上がれば・・・目に見えない部分も多くて・・・
隠居のおじいさんが、1日中大工さんの手仕事に張り付くでもなければ・・・
仕事の良し悪しを見る事もままならなくて・・・お皿に盛られた料理を出されてしまえば・・・
良さげな場面しか、感じられなくなってしまう・・・。
ヒラヒラと舞う姿が美しく・・・チキチキと奏でる歌が透き通っていても・・・
純真無垢な心のままは難しく・・・何やら怪しげな想いは片隅にあって・・・
嫌らしさが前に出てしまえば・・・その姿は、手仕事に表れてしまい・・・。
どれだけ心穏やかでいられるかが・・・技術を伝える役割を受け取った者の宿題だと思う・・・。
名前も無い・・・ただそこに佇む姿から、感じられる想いがあるのか・・・
伝統の技術や文化は・・・こっそりとささやきかけて来るのかも知れない。