暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

職人

2022年04月13日 | 古民家
 わずらわしさが続く毎日と・・・
関わりなさが続く毎日と・・・
どちらも寂しい暮らしに押し流されて・・・お一人様が続けば時代はさかのぼり・・・
何もない・・・白い世界が、花開いてしまう・・・。

大工・鳶・左官・塗装・電気・水道・・・それぞれの職人さんがいて住まいは造られて・・・
他の誰かが欠けても・・・誰かが関りを忘れても・・・住まい造りの流れは止まり・・・
次に引き継がれる手仕事の関係が・・・消えてしまう・・・。
大きな手から渡された想いを両手で受け止め、その想いを大きくして・・・次に受け渡す・・・。
いずれ時代が過ぎて・・・見知らぬ誰かがその手仕事を見て、大きくうなずく文化を残せる・・・
そんな職人の・・・粋な文化がカッコいいと思う・・・。

輪の中で育ち暮らすには・・・わずらわしさを思いやりと思うのか・・・
関りを・・・繋がりと思うのか・・・
捕らわれる心がどこに向かっているのか自分でも解らない時・・・
しぼんだ気持ちは、暗く深い場所に閉じこもり・・・細く・長く・・・黒い手に引き込まれてしまうのかも知れない・・・。
手仕事を信じる厳しい世界に・・・時間の流れはゆっくり進んで・・・
アタフタとせかされるのは、一生続く修行の流れでも・・・
大きな輪の中で結ばれ・・・大きな繋がりで守られています・・・。
体に染み入る一生の技術が・・・もう逃れられない伝統の職人の世界だと思います。



コメント
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