感動する潤いの中に浸り始めると・・・忘れかけた歩みにたくさんの影を見つけ・・・
両手でこすり、跡を確かめたり・・・
顔を赤らめ、うろつき廻っては・・・
古くからある気付きを塞ぐように歩き回る姿に・・・
後悔し始めてしまうのかも・・・。
後ろ姿を追いかけ・・・覆いかぶせたコトバのひとつひとつは・・・
教わり諭され・・・語り部の優しい音色を守リ受け渡され・・・
誰も彼もが歌い踊り舞うほどに・・・
明ける朝日と同じ速度で追いついて行く・・・。
朝日の影を踏みながら・・・夕焼けの陰を避けて・・・
光と影を両手で混ぜ合わせ・・・暮らしの中に落としてゆくのも酔狂と・・・
恐れを愉快にもてあそぶほど、器用でもなく・・・
一緒に暮らせるほど、豊かでもないけれど・・・
メラメラと照らされた町の姿を、いぶかしげに楽しみながら・・・
感動を追いかけるにはほど遠い・・・おごりの中を廻り続けている。