暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2017年12月06日 | 古民家

 白川郷は雪が似合う!(あくまでも個人的な見解です)

「曲がり松」・・・・合掌造りの建物で使われている松材の梁の事です。

急な斜面で育つ松は根っこが曲がっており・・・その曲がりを利用して

柱と梁の継ぎ手部分が力強く、独特で特徴的な意匠となっています。

その梁材が使われる本数は村の中で話し合いがあって決められるほどで・・・

合掌造りの象徴的な部分となっています。

屋根に雪が1m以上も積もるのが当たり前な地域では・・・

室内の引き戸が動かなくなるほどの大きな荷重がかかり・・・

体育館のような大きな空間の建物は、まれに豪雪の影響で、屋根がつぶれる事もあります・・・

日本は南北に長い地形なので、その気候の違いがあって住まいの造りの違いが顕著で・・・

四季がある国、言うのが建物の造りからも見て取れ・・・その当時は生活の為のものでしたが

今それらを見る事で日本の多様性を感じられ、とても楽しませてくれています。

「生活美」と言うものがあるのか、民藝の美しさを唱えた柳 宗悦さんではありませんが・・・

普段の生活の中からの知恵や工夫が生活美となって表されているものが、古民家には多く残っていると思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生きてる | トップ |  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿