暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

素材

2018年02月19日 | 古民家

 ウッドデッキや濡れ縁を、杉材や檜・ヒバ材で作っても・・・

お手入れしないと10年経たないで、人が歩くには危険な状態になってしまうと思います。

2~3年毎に外部木部保護塗料でお手入れしていけば10年は持つはずです・・・

(自分の家は10年なんとか持ちこたえました。)

戦後の建物で、外壁が板張りや漆喰壁仕上げが多かった時代・・・築70年以上ともなれば・・・

当然、木が傷んで反ったり、割れたり剥がれた・・・

漆喰も浮いたり、剥がれたり・・・でも・・・70年です・・・(仕上げの工法で痛みの差が出ます)

昭和50年頃に建てられた建物は、時代背景もその時の技術もあるのですが・・・

ほぼ、建替えの時期です・・・すでに建替えられていてもおかしくはありません・・・

特に、昭和の時代が進んで時代が新しくなるほど・・・

新品の時は綺麗でカッコいいけど、時間が経つと汚く、みっともなくなるものが増えてきました・・

目新しい新素材・合成素材がもてはやされ・・・自然素材を古臭い・カッコよくないと思う時代だからだと思います。

新たに古民家を購入して、ある程度快適になるように改修するには・・・

新たに購入する建物と土地の評価と、新築1棟分近くの費用はかかります・・・

(DIYするとか改修方法によっては金額も変わりますが・・・)

もし・・・古民家をお持ちなら・・・それを解体して建替える費用、新築1棟分と変わらない費用で・・

改修が出来る方法もあります・・・

当時は当たり前の施工と工法が、今では伝統工法になっています・・・

その手間や、材料の手配・加工まで特殊な工事になってしまいました・・・

でも、変わらずそんな手作業をしっかり受け継いでいる職人さんもいらっしゃいます・・・

一生に一回の住まい作り・・・30~40年で自分達が住んで壊されてしまう・・・

そんなさみしい住まいは造りは、家族みんなで、楽しんで造る住まいにはならないような気がします。

(いろんな考え方がありますので、すべての住まい作りを否定しているのではありません・・)

 

 

 

 

 

 

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