暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

和菓子

2018年05月21日 | 古民家

 和菓子を頂く機会はあまりありませんが・・・

おはぎやお団子が和菓子と言われれば・・・たまに食べたくなって・・・

お手軽なモノを買っていただいております・・・

伝統的な和菓子といえば、茶道で抹茶をいただく時に出されるような・・・

季節やその会の趣向に合わせて、工夫された生菓子が思い浮かびますが・・・

とても歴史があって、奥が深くて・・・見た目だけでなく、使われる素材もなかなか凝っています・・・

(自分がこんな簡単に言って失礼かと思うくらい・・・)

老舗と言われる和菓子店は数知れず・・・2代目3代目は当たり前で・・・

5代目・・・7代目・・と歴史あるお店も東京や京都・・・大阪・・名古屋など・・・

お殿様のお抱え・・・なんてお店もありました・・・

そんな伝統も、その道を支える世界が今でも変わらずある事で繋がっています。

お寺や料亭・・・角界などのお茶会・・・

庶民には縁のないような世界のように思いますが・・・

500円や1000円もする一口大のチョコレートが普通に売れている様子を見ると・・・

生菓子一つ500円や800円を買って食べるくらいは、普通にあっても良いのかなと思います。

いやらしい話になってしまいましたが・・・その価値を理解して・・・

日本の伝統を感じて・・・何世代も受け継がれてきている和菓子の世界・・・

「住」の世界も、その業種に関わる多くの技術を継承していけるよう・・・

市場創造して、多くの理解して頂けるつながりを増やして・・・

技術や伝統を支える世界を造っていければと想います。

 

 

 

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恩恵

2018年05月20日 | 古民家

 自然から頂いている物は、水や空気のような、無くてはならないもの以外にも・・・

海で取れる魚や海草など・・・よくよく考えれば、資源・・・

石油や石炭それ以外の鉱物資源・・・当たり前といえばそうですが・・・

自然からの恩恵なくして生きていく事が出来ない世の中です。

人が人らしく生きていくには何が必要なのか・・・?

「鶏が先か卵が先か?」そんな言葉があります・・・

物事の本質が解れば、この先どのように社会が進むべきかは解っていても・・・

それが出来ない大人な事情や、変える事の出来ない社会の仕組みが、この世の中多すぎると思います・・・

そんな事は解っていても、そのリスクを考えて進めない事も良く解ります。

たとえば・・古民家が公共的な施設として、不特定多数の人を受け入れるには・・・

安心・安全が不可欠です、蕎麦屋さん・・カフェなどは良く見ますが・・・

古民家幼稚園や小学校はありません・・・教育の場としては不適切・・・と聞いた事があります。

(多くの方々の反対意見があったと聞いています)

あったとしても、安全が保障できるように改修するには・・・大きな費用が必要となりますし・・・

改修出来たとしても・・・古民家の良さを生かした空間・造りにならないかもしれません。

どうしてそこまで古民家にこだわるのか・・・そんな暮らし方をすすめるのか・・・?

それは、自然からの恩恵が一番身に感じられて・・・

そのありがたさが手に取るように感じられる暮らしが出来るからだと思っているからです。

自然があって世の中がまわっている・・・それが肌で感じられる暮らし方・・・

夢のような未来的の世界が広がっていても・・・

無くてはならない大切なものは、いつの世も変わらないと想います。

自分も含め・・・便利を知ることで、それを捨てる事は並大抵では出来ないのです・・・

 

 

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置換

2018年05月19日 | 古民家

 真の闇を経験した事があるでしょうか?

月明かりも無く・・・電気の灯りも無い・・・漆喰の闇・・・

そこそこの暗闇でしたら目が慣れれば、なんとなく廻りの様子が解るくらいにはなりますが・・・

全く光が届かないような場所では、びっくりするぐらい何も見えない状態になります・・・

現代社会ではまずありえない場面だと思います。

ホトトギスがこのところ綺麗に鳴いています・・・

とても良く響く声で・・・かわいらしくもあり、力強くもあり・・・

毎年訪れる、自然の営みを楽しく感じています。

窓を開けて空気を入れ替え・・・洗濯物を外に干して・・・そんな生活が自然であれば・・・

四季折々の風や香りを肌で感じる事は出来ます・・・

アレルギー体質や、もって生まれた病気などで当たり前の生活が出来ない方もたくさんいます・・・

自然のものがすべて良いものばかりともいえません・・・でも社会が大きく変わってきた中で・・・

新しい病気も生まれ・・・対応できない体の人もいて・・・

技術の発展が生んだ「負」の部分が、自然を感じられ無い仕組みにしてきたとも言えます。

蝋燭の灯りから、瓦斯の灯りへ・・・そこから電気の光の変わった時・・・

その明るさで、どれほど社会が発展し技術が磨かれて行ったかは計り知れませんが・・・

五感で感じる事が出来なくなるような、暮らしが無くなるのは・・・・

技術が進歩したとは言えないのでは無いかと想います・・・

伝統工法だけでは、今の地震などの災害には対応出来ないとなれば・・・

新しく技術をうまく取り入れ・・・技術の置換も必要だと感じています。

自然の営み・・・最新の暮らし方・・・うまく取り入れる知恵が必要ですね。

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玩具

2018年05月18日 | 古民家

 とある和食屋さんに行くと・・・

予約待ちのお客様が待っている場所に、昔懐かしいおもちゃが置いてありました・・・

けん玉・お手玉・輪投げ・コマ・・・・時間つぶしか子供対応か・・・?

自分達の年代は、まだ子供の頃に遊んだ記憶があるおもちゃですが・・・

今の、幼稚園や小学校の子供が日常で遊ぶようなおもちゃでは無いですよね・・・?!

民家園や資料館のような場所では、昔ながらの遊び道具として・・・

竹馬やおはじきなども置いてあるのを見た事があります。

進化したけん玉やヨーヨーなどがあって、今時の遊びになっている物もありますが・・・

30年・40年・50年・・・そんな前の遊び道具が今も忘れられずにいるのは・・・

実際に遊んでいた年代の方々が、まだご存命だからだと思います・・・

戦争体験者がいなくなるように・・・あと20~30年後になれば・・・

そんな遊び道具は・・・資料館に展示されるようになるのでしょうか・・・?

実生活で、竈や五右衛門風呂の生活をしていた人は少なくなっています・・・

(自分もそこまでの生活は体験していません・・・)

古民家ならではの暮らしですが・・・その時代・・・実際に経験してきた人の言葉や想いはしっかり伝わります・・・

次の世代に残す良さをしっかり伝える事が出来て・・・聞く側も、偽り無く受け止める事が出来ると思います。

生活の基盤を地方に移す家族・・・田舎暮らしを夢見て移住する人・・・・

そんな生活が心豊かに暮らす為のものだと思う人達も、少しづつ増えてきています・・・

古民家の暮らし方が、博物館に行って体験するような社会にならないように・・・想いを伝えて行きたいです。

 

 

 

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地形

2018年05月17日 | 古民家

 神社やお寺は、川の氾濫などの被害から避ける意味や・・・

方位や立地的に「吉」と言われるような場所に建てられている事が多いです・・・

古地図が少し流行りだして、地図片手に都内を散歩する方も増えましたが・・・

住まい造りを検討する時・・・建物の容・間取り・予算だけでなく・・・

土地選びも大切です・・・

池・川・霜・谷・・・水が関係する地名だったり、谷の下を表したり・・・

地名を調べる事も良いのですが・・・合併や政令指定都市になったり・・・

今の地名が正しい意味を持つかどうか・・・?

大きな街道も一つのポイントで・・・

人の往来が頻繁な街道は、交通の要でした・・・増水した時など街道が通れなくならないように

少し小高い尾根のようになった場所に作りました・・・

車や人・自転車と・・・専用道路を作る道路も増えて来たので・・・道路拡幅工事も多くなっています。

そこで活躍するのが「曳家」さん・・・・本日、埼玉県の中仙道のとある場所で、古民家が5mほど移動されました・・・

現役で商売を続けているお店で・・・裏には天宝の頃に建てられた蔵もあります・・・

国や県などから補助をして頂かないと、大きな費用が必要となる「曳屋」のような工事や・・・

外装の張替え、葺き替えなど・・・個人では負担が大きく、思い切れないところです。

歴史ある建物が何故良いかと言うと・・・

今では手に入らない材で建てられている・・・伝統工法で丁寧に造られている・・・

そんな良い点はありますが・・・立地条件がとても良いと言うことです・・・

古い町並みや本来あった景色を思い浮かべ、古地図を参考に良い土地探しも・・・

楽しむ住まい造りの、第一歩です。

 

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