暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

職人

2018年05月08日 | 古民家

 職人さんの担い手が減ってきています・・・

派手な職種・・・大工さんや造園屋さん・・・左官屋さんもそうですが・・・

メディアなど、アート的な感覚で表現されている姿を見ると、あこがれるのはとても良いのですが・・・

実際の現場は、昔ながらの下積み修行となります・・・

意地悪な兄弟子や諸先輩・・・関係業者さんもいない訳ではありません・・・

宮大工さん・・・最初の数年は現場掃除がほとんど・・・極端ですがそんな仕事です・・・

その子が一人前になるには、仕事の後いかに自分で勉強(大工さんなら鉋や鑿の砥ぎです)を頑張るかです・・・

それ以外の職人さんの仕事も同じで・・・木や土・・・植木などにどれだけ触れて考えて工夫していくか・・・

好きでなくては続かない・・・好きなだけでも続かない・・・どんな職業にも言えますよね・・。

良く言うのが・・・何をやっても同じ苦労するなら好きな事をやったほうが良い・・・

本当にそう思う社会の情勢になってきたような気もします・・・

若い職人さんがいない訳ではなくて・・・たまにお会いする1~2年生の職人さん・・・素直で良い子が多いです・・

女性の大工さんもお見掛けして・・・本人より親方のほうが対応に困ってるように見えましたが・・・

女性のほうが根性あるのでしょうか?営業職にも女性が増えてきているようにお聞きしています。

古民家を借りてシェアハウスをやっている方・・・みんなでDIYしている方・・・

地方に行って古民家に住みながら生活されたいという方・・・

地域に溶け込む・・・生活の基盤を作る・・・簡単な事ではありません・・・

想いだけではうまくいかない事もあります・・・

それでも今はまだ、昔ながらの人と心のお付き合いが出来るご年配の方々もいらっしゃいます・・・

そんな方々の手助けを頂き、自分の理想とする暮らしを築けて行けたら良いと思いますが・・・

10年もすると、そんな穏やかな方々も・・・・・・・

職人さんもそうですが、自分の腕だけ磨けば言い訳では無くて、お施主様との良い関係・・・

関わる方々との手助けを頂きながらの、お互いさまの関係・・・

「結」・・・自分でもなかなか実践出来ていない大切な言葉です・・・

相互扶助が無ければ暮らせない社会ではありませんが、古民家に携わればおのずと見えてくるそんな言葉です。

 

コメント
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