オオウメガサソウ・イチヤクソウ科ウメガサソウ属
オオウメガサソウは、北半球の冷温帯から亜寒帯を中心に
分布し、日本では北海道、青森県、岩手県などと共に
茨城県の東海村や国営ひたち海浜公園など、ごく限られた
場所に自生している。
梅によく似た花を笠状に下向きに咲かせる事からこの名がある
環境省の準絶滅危惧種。茨城県では絶滅危惧種に指定されている
国営ひたち海浜公園の自生地は、世界分布の南限地にあたる
貴重な植物です。
オオウメガサソウの横顔
オオウメガサソウの蕾もピンクで超カワイイ!!
オオウメガサソウの群落、花は無いが輪生状の葉っぱが
群生していた。
このすべてが地下茎で繋がっているので、一株だけ取り出す
事はできない。
詳しい特徴は、2010年6月の私のブログに書いてあるので
そちらも参照して欲しい
ひたち海浜公園に咲く絶滅危惧種・オオウメガサソウ
尚、オオウメガサソウの花には、面白い特徴があるそうです
最初の元気が良い頃の花は 下向き
それが過ぎると花は 横向きになる
最後は 上向きになって終わる
と言うことで、2010年のブログの花は、終盤だったので上向き
今年の写真は、咲き始めなので、元気が良く下向きなのです。
オオウメガサソウの公開は、6月13日から6月20日まで
なので、早めに行って元気な下向きを見ましょう。
国営ひたち海浜公園のホームページ
イベント情報はこちらに出ています
また同じく絶滅危惧種の「ハナハタザオ」が砂丘ガーデンの
2番の小山に咲いています。
ハナハタザオ・アブラナ科ハナハタザオ属
環境省絶滅危惧種1B類、茨城県レッドデータブックでは
絶滅危惧種1A類に指定されている。
上の写真をトリミングして花の部分を拡大したもの
「中部地方から東北地方南部にかけて、海岸地方または山地の
日当たりのよいところに生える2年草。
茎は直立し高さ15~60センチ位。上部で多く分枝する。
茎葉ともまばらに毛がある。根生葉は束生し、茎上葉は互生する
5月頃茎の頂から花序を出して淡紅紫色の十字状花をつける
長角果は長さ5センチぐらいになる。」
以上「学生板 牧野日本植物図鑑」から引用
但し「茨城県自然博物館」の説明では、花期は6月~8月になっている
砂丘ガーデンに入って、この2番の石がある小山に
ハナハタザオが公開されている。
小山には、このネームプレートも立っているので
間違うことは無いだろう。