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朝日岳の空は秋色、予想を覆して青空が広がった
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ヤマトリカブトの向こうに茶臼と隠居倉
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ヤマトリカブトと茶臼岳
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南月山のイワインチンが咲き出した。
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剣が峰のエゾリンドウ
一日中、那須名物の強風が吹き荒れていた。
那須ロープウェイの駐車場に着いたら、雨が降り出し
「10数メートルの風が吹いています。あと数メートル強まったら
ロープウェイの運行を停止します。」なんて放送している。
頼むよ俺が乗るまで停止にしないでくれ!!
雨合羽を着て、急いで登山の準備をする。
始発には間に合わなかったが、次の8時18分発のロープウェイに
何とか乗った。
普段なら歩くのだが、今日はエゾリンドウも見たいのでロープ
ウェイに乗って、茶臼岳の回りを歩くつもりだった。
山頂駅から外に出ると、雨はほとんど上がっていた。
茶臼岳の山頂は黒い雲に覆われて、あそこだけは雨の様だった。
茶臼岳の登山道も、最近大きく様変わりして歩きやすくなっている
数メートル幅の階段状の道になり、平にならしてあるのでズルズル
滑ったりしない。
「ずいぶん大規模な工事をしましたね」と作業している人に言うと
「見えている石は一段だが、下に二段積んであるんだよ。」と
誇らしげに言うのだった。
道標や案内板もすべて新しい物に取り替えている最中だ。
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那須ロープウェイ山頂駅
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山頂駅付近の標高は1685メートル
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山頂駅から牛ヶ首・茶臼岳・山頂駅分岐までの登山道は
広い階段状の道に変わった。
階段と言っても、石段と石段の間が1メートル以上も有る
幅広いもので、ほとんど平坦にならされている。
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現在、この分岐の所まで階段状の登山道が出来ている。
この分岐の道標も新しい物に変わったばかり。
案内地点までの距離と所要時間が表示されているが
時間表記が「min(minuteミニット(分を表す)の略)」と英語表記だ
む、これはもしかして将来の世界遺産ねらいなのか(笑)
冗談はさておき、福島の原発事故の汚染で、観光地那須の
復興を目指す努力は今も続いているのだろう。
そんな事も忘れて、原発再開をもくろむ政治家や経済界に
私は怒りをおぼえる。