花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

ひっそりと樹林下に咲くクモキリソウ・筑波山

2012年06月20日 | 写真

台風一過の筑波山、久々にすっきりと姿が見える
手前の芝畑には、台風の名残の水がたまっていた。

奥日光では、いろは坂で土砂崩れがあって、通行止めだという
昼過ぎになったら気温が急激に上がって、熱中症になりそうだった

とりあえず涼しげな白滝の写真でもどうぞ

かつては、山岳修行の行者さんが滝に打たれる滝行を
やっていた場所と思われる。
今でも一本だけ太い木製の樋から水が流れ落ちているが
後の二本は上流を石で止めている。

こちらは白滝の下流の滝、右脇の崖に不動尊が奉ってある


クモキリソウ・ラン科クモキリソウ属 (雲切草)
こちらはまだ咲き始め

ほぼ満開のクモキリソウ
林内に生える多年草。偽球茎は球形で露出する。
(筆者注、偽球茎とは、肥大した茎の基部のこと
堀勝さんの原色植物観察図鑑に寄れば、根元に卵形の球があって養分を
蓄え、地上にあらわれていると説明されています
)
葉は2枚。広卵形で長さ約10センチ、縁は細かく波打ち
葉脈の編目ははっきりしない。
花茎は高さ10~20センチ、5~15個の花をつける
花は淡緑色または黒褐色で、萼片、側花弁とも長さ8センチ
で細い管状。
唇弁は反り返る。花期6月~8月、分布 日本全土
以上「山渓の山に咲く花」から引用


クモキリソウの花姿、花の部分のトリミング


上の写真の右下の部分拡大、花の正面から


同じく左の花は側面から見た形

追記、新井和也さんの「八ヶ岳・霧ヶ峰植物手帳」
(JTBパブリッシング発行、大人の遠足BOOKシリーズ)
によれば、和名は雲切草とされることもあるが、花の形から
昆虫の蜘蛛の腹部を切り落とした姿に花が似ることから
蜘蛛切草と表記しています。


この時期の林内の道は、虫との戦いだ。
虫除けスプレーぐらいでは、効果が無い。
ましてやじっとピント合わせをやっていると嫌になるほど
襲いかかってくる。
毎回、逃げ帰ってくる私だ






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