登山道の様子1
新緑1
新緑2
新緑3
あふれる水のわきを登る・清冽な滝のようだった
このところには「マムシに注意」の立て札があった。
この間ワチガイソウやヒゲネワチガイソウの花も沢山有ったが
雨で濡れて光り、お見せできるような写真は撮れなかった。
右手の急斜面には、赤いツツジガ咲いていたが、近寄れない
ので東国三つ葉なのか判らなかった。
セリバヤマブキソウはまだ蕾で、この山には二種類の山吹草が
有るよね などと話しながら登った。
ようやく肩の広場に着くと、もう12時近い時刻だった。
コースタイムを見て、花友が驚いている。
「ここまで1時間30分だってよ。私たちは倍だよ」
変わった形の狛犬が、「あ」「うん」の表情で出迎える
間を抜けると、古い社務所がある。
社務所の前で年配の男性が食事していたが、私たちが行くと
「ここを使いなさい」と丸太のテーブルをあけてくれた。
以前、社務所前に丁字桜の様な桜が有ると思っていたが
見てみると八重桜が咲いているだけだった。
花友もそんな記憶が有るという。不思議な異次元体験だった。
食後、暖かいコーヒーを入れて、ようやく落ち着いた。
相変わらず空は、晴れたり曇ったり、時折雨が落ちてくるかと
思えば、強烈な日差しが差し込んだりする。
鳴神スミレを探しに、カッコソウの保護地まで下ってみたが
杉の落ち葉で埋め尽くされ、ヒトツバエゾさえ咲いていない
遙かにルイヨウボタンと思える草が揺れていたが、蕾のようだ
朝日新聞で出した、週刊花の百名山の鳴神山には、肩の広場から
金沢峠に向かうルートには、桜スミレやチシオスミレなどの
スミレ類もリストに出ているし、ヤマシャクヤクの名前もある
その資料を見たKさんが、花沢台の頭まで1時間だから行こうと
言いだした。
いい加減くたびれている私は、地形図を見て帰りの登りが心配だった
行きは良い良い、帰りは怖いである。
足下には麓スミレの群落があり、その変異の多さに驚くばかりだ
特に距の紅紫色というのか、赤いと言うのか言いしれぬ色合いが
印象的であった。
傍らには芽だしが始まったばかりのギンリョウソウが有った
急な下りの途中で花友のKさんが立ち止まっていた。
坂がきついのでここから引き返すという
私は内心ホッとした。
右が植林地の尾根になると、辺り一面霧に覆われて幻想の世界だった
展望もないし、ヒメイワカガミも咲いていないので、桐生岳はパス
して仁田山岳に登った。
「スゴーイ」仁田山岳の山頂に散らばるアカヤシオの落花に
みんな感嘆のの声を上げた。
「今年はアカヤシオの当たり年だったのね」
浅間の展望地に行っても、雲に覆われた山並みばかりで浅間山は
影さえ見えなかった。
アカヤシオの散らばる山道を下って椚田峠に抜けた。
峠で一休みして暖かいコーヒーを入れた。
ここから赤柴林道に至るコースは、スミレの多いところである
下って谷筋に降りると、コースが川になって、新たな道が
作られていた。
流れてたまった落ち葉道は、スボッと靴が埋まるような深さである
オオルリであろうか、賑やかな鳥の声がいつまでも響いていた
ホソバノアマナと思える花も咲いていた
花のアップ
フモトスミレの色々、訂正フイリフモトスミレ
この花は、フイリフモトスミレとの指摘がありましたので訂正いたします。
ご指摘ありがとうこざいました。今後もビシビシご指摘お願いします
(12日追記)
距に注目
こんなに濃い色もある
ヒトツバエゾスミレ
ヒトリシズカの群落
シズカどころか賑やかですね(笑)
もっとも、「野草の名前」で高橋勝雄さんは
義経主従と静御前の亡霊だから群生するのだと言われている
ちょっと不気味な名前の由来である。
シロバナエンレイソウ
普通のエンレイソウは萼片のみだが、これは白いのが花弁
(花の写真はコース順では有りません。)