花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

悪天候の鳴神山に登る・その2

2012年05月06日 | 登山

東国サバノオの実がなっていた、この形が鯖のしっぽに
似ているので、花の名前の元になったと言う。

ウツギやニョイスミレの咲く道を進むと、沢水の音が
響き出す登山口に着く。

雨に濡れてつややかな光を放つ新緑の木々に覆われた登山口


登山口の看板の後ろは、右の沢から流下る沢水が白い飛沫を
あげている。
心洗われるとはまさにこの事なのだろう。


登山道は沢に沿ってしばし樹林帯の中を登ってゆく


植林された杉の林が続いて、少し薄暗い木々の間から覗く
若葉が何よりだ。

杉の林の中にヒトリシズカの群生が賑やかだ
ホウチャクソウの蕾も、葉にくるまって出番を待っている
やがて沢が別れるところに来ると、川北小学校6年作の
案内板が立っている。

下から1000歩、上から3500歩と書いてある
距離で無いところがほほえましい。60年度川北小6年生に拍手!!


予想はしていたが、谷筋の登山道は水があふれてぬかるみだった
駐車場で支度するとき、私が長靴を履くのを見て、花友が
驚いていたが、これで正解だった。
何しろその先はもっと凄いことが待っていたから。

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私たちが鳴神山を歩いている頃、北アルプスで中高年の遭難者が
何人も出て、白馬岳では6人全員が死亡したという。岐阜県の
涸沢岳でも6人が遭難し、登山歴45年のベテラン一人が亡くなった
いずれも天候急変による低体温症だと言う。

また爺ヶ岳でも単独で登った62歳の女性が、吹雪で道を失い
身動きがとれないと山小屋に連絡してき後、行方が判らず、ヘリ
に山頂付近でたおれているのを発見されたが、死亡が確認されたという

結局13人が遭難し、死亡者が8人という最悪のゴールデン
ウィークとなった。

あの北海道のトムラウシの大量遭難が記憶に新しいのに、その
経験が生かされていないのが残念だ。
残雪の白馬岳に、シャツとジャンパーだけと言う軽装とは、、、

今となっては冥福を祈るだけだ。
私も充分注意しよう。

働いている人は、休みに合わせて登山計画をするので
つい無理な行動をしてしまう。
日程の余裕のなさが、悲しい事故に繋がるのではないか
今一度考えて良い課題だと思う。
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悲しい話題だったので、花の写真を載せる




たぶんアケボノスミレだと思う
特徴の一つは距で、丸くて太い、葉は淡緑色で出始めの
基部が表面に巻いている。
花期には葉が充分展開しない。展開した葉は心形で先端は鋭頭で
両面に毛がある。裏面は少し紫色になるものが多い
側弁の基部は有毛のものと無毛のものがある。
名前は花の色を明け方の空の色(曙)にたとえたもの




アカネスミレだと思う
特徴を記載すると、一株あたりの花の数が多い
濃い紅紫色で花に近づくと香りがする
側弁基部には白毛を密生する
距は細長く、萼片にも毛が生える。
葉は卵形で基部はやや心形
葉柄に翼が有るものと、無いものや葉の表面に白い
毛が密生するものと、しないものがある
植物全体に白い短い毛が密生することと、子房にも
毛が生える
事が特徴
花の色や、毛の多少など変化が多い

いずれも鳴神山で撮影したが、雨降りでレンズ交換が
できず、標準ズームレンズで撮影した。

つづく

6日午後、つくば市北部で竜巻発生、北条地域に被害発生
現在15時38分、自宅周辺が天候急変、突風と大雨と雷
かなりやばくなりました。

つくば市北条で、倒壊した家屋の下敷きになり、中学生が
死亡しました。
被災地域は一般人の立ち入りが制限されています
ご注意ください。






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