花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

筑波山麓・燧ヶ池の彼岸花

2013年09月25日 | 写真

燧ヶ池(ひうちがいけ)の土手に咲く彼岸花

筑波山のダイモンジソウを撮るつもりで、つつじヶ丘まで
行ったら、山頂は雨雲がかかっている。
雨で何度もカメラをダメにしているので、断念して帰る事に
した。
一昨日、花友から常総市の弘経寺(ぐぎょうじ)の彼岸花
見頃で、カメラマンが大勢来ているというメールが有った
ので、山麓の燧ヶ池の彼岸花の様子を見に行った。

筑波山は雨雲に隠れて見えない天気なのに、燧ヶ池の土手に
カメラを下げた人が立っている。
私以外にも、こんな日に写真を撮りに来る人がいたんだと
内心思いながら土手に行くと「彼岸花ですか?」と聞いてきた
「ええ様子を見に来ました」というと、「花が少ないですね」
と言う。
話を聞いてみると、3大新聞のA紙の記者だという。
つくば市の観光協会に、見頃と聞いて写真取材に来たらしいが
花の数が少ないので、これでは記事にならないと嘆いている。

確かに土手の上には花は少ないし、斜面の彼岸花は雑草に
埋もれている。
彼曰く「つくば道の上の方に、道ばたに彼岸花や花を植えた
所があり、そちらの方が綺麗だった」という。
さてさて明日のA紙の茨城版には何が載るのだろう。

新聞記者とは変な縁があって、数年前の秋、那須の登山道で
花友と「下野新聞にエゾリンドウの写真が載ったそうだよ」
などと話をしていたら「その写真を撮ったのは私です」と
いきなり話しかけてきた男性がいた。

背広姿に革靴という格好で下山してきたその人は、まさに
下野新聞の記者で、エゾリンドウの写真を撮った本人だった。

私は「山に登る人が好き」とブログのトップページに書いたが
山で出会う人々は多彩で、興味が尽きることがない。

土手の上の彼岸花


斜面の彼岸花


大榎の根元には、大黒様のような神がいた。

彼岸花といえば、500万本という巾着田
300万本の皇子原公園(宮崎県)が有名だが、初めて巾着田に行ったとき
ちょっと不気味な感じもしたが、彼岸とはこの世の事ではなく、あの世を
差すと言うから無理もないかな。
曼珠沙華という別名は、梵語で赤い花をあらわす言葉で
天国の花を意味するという。

それにしても変な植物で、花が咲いても種が出来ないと
言われている。
花後に葉が出てきて、翌年の初夏に枯れ、枯れた後の
秋に花が咲く。

地下の鱗茎は有毒なので、ネズミよけに田んぼの畦に
植えたと言われるが、飢饉の時に水で毒抜きして食用にも
したらしいから、飢饉の時の非常食料だったのかもしれない
危ないと知りつつ食べたんだろうなー。






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