【コラム:】
『今日の営業16:00で
終了。ごめんなさい』。
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220
『今日の営業16:00で
終了。ごめんなさい』。
ーーーーーーーーー
「木の芽時」
日本の四季は春夏秋冬に
はっきり分かれているが、
その間に微妙なニュー
アンスをもつ一時期がある。
春だけをとりあげても、初春、
早春、晩春といったように、
その言葉を聞いたとたんに
それぞれの季節の雰囲気から
精神に及ぼす感じかたまで
伝わってくる。
それは季節をこまかく分類し
ているのではなく、お互いに
目に見えぬ糸でつながりつつ、
自然に春が育って行く様を表
しているのである。
中でも「木の芽時」というのは、
ものみな萌える春を象徴する
言葉として独特のもだろう。
もともと春は張るから出た言
葉で、和歌の序詞(じょことば)
として、「木の芽もはるの何々」
といったように用いられてきた
が、
やがて木の芽といえば山椒の
花や芽を意味するようになり、
樹木から茶の若葉に至るまで
そう呼ばれるようになった。
したがって木の芽時という時間
は、短いし、長いといえば早春
の終わりごろまら晩春までつづく
のである。
昔から木の芽時は、健康によく
ない時期といわれて来た。
木の芽が動く時は、人間の心身
も不安定になるからで躁うつ病
の人にはこたえる。
一年中でももっとも美しいこの
季節には魔性がひそんでいるら
しい。
昔の人々は長い経験からそうい
うことを知っており、多くの神
社や仏閣で、「鎮花祭」や「御
霊会(ごりよえ)」が行われた。
京都の今宮神社で現在も行って
いる「やすらい祭」も、花鎮め
の行事の一種で、
「やすらい花や」(花よ、静かに
お休みなさい)と囃しながら踊
ることによって、
物の怪をなだめるとともに、人
心の不安を排除したのである。
『創業121年』
『今日の営業16:00で
終了。ごめんなさい』。
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220
『今日の営業16:00で
終了。ごめんなさい』。
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「木の芽時」
日本の四季は春夏秋冬に
はっきり分かれているが、
その間に微妙なニュー
アンスをもつ一時期がある。
春だけをとりあげても、初春、
早春、晩春といったように、
その言葉を聞いたとたんに
それぞれの季節の雰囲気から
精神に及ぼす感じかたまで
伝わってくる。
それは季節をこまかく分類し
ているのではなく、お互いに
目に見えぬ糸でつながりつつ、
自然に春が育って行く様を表
しているのである。
中でも「木の芽時」というのは、
ものみな萌える春を象徴する
言葉として独特のもだろう。
もともと春は張るから出た言
葉で、和歌の序詞(じょことば)
として、「木の芽もはるの何々」
といったように用いられてきた
が、
やがて木の芽といえば山椒の
花や芽を意味するようになり、
樹木から茶の若葉に至るまで
そう呼ばれるようになった。
したがって木の芽時という時間
は、短いし、長いといえば早春
の終わりごろまら晩春までつづく
のである。
昔から木の芽時は、健康によく
ない時期といわれて来た。
木の芽が動く時は、人間の心身
も不安定になるからで躁うつ病
の人にはこたえる。
一年中でももっとも美しいこの
季節には魔性がひそんでいるら
しい。
昔の人々は長い経験からそうい
うことを知っており、多くの神
社や仏閣で、「鎮花祭」や「御
霊会(ごりよえ)」が行われた。
京都の今宮神社で現在も行って
いる「やすらい祭」も、花鎮め
の行事の一種で、
「やすらい花や」(花よ、静かに
お休みなさい)と囃しながら踊
ることによって、
物の怪をなだめるとともに、人
心の不安を排除したのである。
『創業121年』