ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

『空いろのくれよん』 ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 19時35分24秒 | owarai
【コラム:】
空いろのクレヨンできみを
描いたんです

そっぽをむいた真昼の遊園
地で

花模様のドレスがとても良く
似合うで
僕のポケットにはいりきらない
です

ぼくはきっと風邪をひいている
んです

きみの眸(ひとみ)のなかで雲が
急に雪崩ると

おもて通りはブランコのように
揺れるんです

画用紙のなかのきみはとても
綺麗すぎるで

透き徹った冬に帰ってしまうん
です

ぼくは

きっとキミに
風邪をひいているんです




60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』


『黄昏のした』 ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 19時35分24秒 | owarai
【コラム:】
次々と灯る街の明かり。

この街のどこかに
私を必要としてくれる人が
いるのだろうか。


私が誰かを必要として
いるように。

胸の底から
淋しさがわいてくる。

黄昏の空をやがて
闇が覆い尽くすように、

このままではいつか

淋しさが
心を覆いつくして
しまうのだろう。




60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』


『一杯のお茶を味わう』 ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 12時50分27秒 | owarai
【コラム:】
「一杯のお茶を味わう」
【気軽に「極楽」に行ける方法】
あの人とは、どうにも価値観が
合わない。それだけで、その人
に会いたくなくなる。

他人の価値観と、自分の価値観
を、口をとんがらせて激論して
も、得るものはひとつもない。

それなのに、どうして、価値観
などという実態のない化けもの
を、気にするのか。

「喫茶法」。禅語で「お茶を飲ん
でいらっしゃい」という意味。

人生にとって、人の価値観とか
主義の主張は、争いのもとにな
るだけだ。

わたしたちが、もっと気にかけ、
大事に思わなくてはいけないの
は、お茶を飲んだり、コーヒー
を飲んで、「ああ、おいしい」と、

その美味がわかるときなのだ、

体いっぱいで「おいしい」と
味わったとき、一切の悩みが
吹き飛んでしまうという点に、
禅の抜苦の工夫がある。

「おいしい」とほほえむ一瞬が、
楽しい極楽である。



60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』

「星がまたたく君の顔」 ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 05時06分36秒 | owarai
【コラム:】

星がまたたく君の顔に
何度も触れそうになって
僕は知る

強い心を持ち続けることは
自分の気持ちしだい
誰も邪魔できず
誰も手伝えない
ただ自分の意思ひとつ

またたく星の
星あかり
星がまたたく君の顔

60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』



『夜半の秋』よわのあき ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 05時06分36秒 | owarai
【コラム:】
澄んだ空気、冴えわたる月光、
虫の音・・・・。

秋の夜半は、心にしみ入る時間
が流れていきます。

誰もがそこはかとない寂寥(せ
きりょう)を感じ、もの思いに
ふけやすい夜半は、ささやかな
ことにも感応するため、秀句、
秀歌が生まれやすいのでしょう。

<はぐれそうな天使>
恋をあおる天使たちは、気まぐれで
無責任だけれど

恋びとたちは 結局 その甘いワナに
堕ちていく

偶然 必然 恋は生まれて その先は
自分次第

うまく運ばなかった時は
たぶん 彼女たちは沈黙し そっぽを
向くだろうが

成就すれば 喝采の声を上げてくれる
だろうが

天使たちの性別をしかとは知ら
ないが

あの楽観的な陽気さや その逆の
気難しさと思うと

やはり女性だと思ってしまう

助け合っているつもりが 妙に
つれない時

恋とは はぐれそうなのだろう

正直だけど 意地悪
それは自分の心でもある



60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』



「母がのこした”壮絶な愛”」アーカイブスブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 05時01分54秒 | owarai
【コラム:】

6作家の西村滋さんは、母の
恩についてこう語っている。

「優しかった母が結核に
罹って隔離された。大人たち
は近寄らないようにと言うが、
幼時のことで母恋しさに近寄
ると、

母は私を見るなり罵声を浴び
せ、コップやお盆などを手当
たり次第にぶつけてくる。

顔は青く、髪を振り乱して
荒れ狂う姿は、鬼としか思え
ず、次第に母を憎悪するよう
になった。

いつか、ぐれて少年院にいた。
そのときに、昔の家政婦さん
が来て告げた。

『私はもっとあの子に憎まれ
たい。私はあと一年か二年の
命です。あの子は幼くして母
を失うのです。

幼い子が母と別れて悲しがる
のは、優しく愛された記憶が
あるからで、憎らしい母親な
ら死んでも悲しまないでしょ
う。

夫もまだ若いから、新しい
お母さんが来るでしょう。

その方に可愛がってもらう
ためにも、死んだ母親なんか
憎ませておうほうが、あの子
のためです』と。

それを聞いて、私は立ち直る
ことができた」

なんと壮絶な母の愛ではあり
ませんか。

お金とか土地とか家などは、
残してもかえってためにな
りません。

自分のつらさを隠して無償
の慈しみと愛の強さを痛感
しました。
0体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』



「野菜をすくすくと育てる“呪文”」ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 04時52分42秒 | owarai
【コラム:】
一人の農婦が、畑に向って何か
熱心に呪文のように声をかけて
いた。

「何を祈っているのですか」と
エッソ石油副社長、常任監査役
から得度した大乗寺の禅僧、
松野宗純さんが問いかけたとこ
ろ、

農夫はこう答えた。
「キュウリもトマトもナスも
じゃがいも、みんな生きていま
す。

水も土地も生きものなんです。
生きものには、声をかけてやら
なければ。

声をかけてやると、よく育つ
んですよ。言霊とでも言うん
でしょうか。

話しかけていると、とても愛
おしくなってきます。

この話を聞かれた松野さんは、
「禅語に『山河大地これ仏法
なり』とあるが、自分の仕事
を大切に励んでいる方は、

たどる道は違っても、大禅師
と同じ悟りに行き着くものか
と感心させられた」と語って
います。

道元は「愛語に回天の力あり
「慈しみの心を持って語る言
葉は、天子の心さえひるがえ
す力がある)と言いましたが、

野菜や自然さえもそうなんで
すから、労りと慈しみのこも
った愛語をかけることを忘れ
たくないものです。


60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』



「逢瀬」 アーカイブス編 ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 04時52分42秒 | owarai
【コラム:】
60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』
少し古風な、あなただった。
あまり流行りの風俗とか話題が、
好きではない。というより、
興味がないらしかった。

唯一、東急ハンズでの買物が
好きだった。文房具や、ちょ
っとしたおもしろい小物が好
きで、

科学系の道具や、いろいろな
専門用具など、熱心に見入っ
ている。

私などは見ただけでは、なに
に使うかわからないものもあ
って、ちょっとしたカルチャ
ーショックだった。

でも、そういうあなただから
こそ、好きになった。外見ば
かり気にして、女にへつらい、

やたらあちこちの高級ホテル
やラウンジや、気の利いたレ
ストラン、コーヒーテラスな
どに詳しい男より、絶対いい。

海に行った時、夜空の星を見
て、「あ、あの星は火星かな、
またたかにから」
と、あなたはつぶやいた。

私は、また大発見をした。
「えっ、星って、全部またた
くのじゃないの?またたかな
い星もあるの」
と叫んでしまった。

「君さ、理科、ちゃんと授業き
いてなかったろ」
すましてあなたは言ったが、

「でも、そんなこと普通覚えて
ない。女の子なんて、みんな
お星さまはまたたくものと
思ってんじゃない」

と口をとがらせた私の頭を、
なだめるようにたたいた。

そんなあなただから、きっち
り土曜や日曜ごとのデートの雰
囲気や、そのあとの肌合いなど、

なんとなく古くさい“逢瀬”と
いった言葉が浮かんだ。

あなたはごく普通の日本家屋の
一軒家のひとり住まいで、ふた
り並んで天井の木目を見ている
と、

昔、しのび逢いのために待
合宿で、はかない契りを交わす
さだめの男女、という気分に
なった。

あなたは基本的に無口で、特
に、むつみごとに対してそう
だった。時おり、やるせない
目を向ける。

当然、愛してるなんて、甘
ったるいことは言わない。

でも、頬杖ついて、寝ころび
ながら、星や魚などの話をぼ
んやり聞いているのは、いい
気分だった。

ひとつずつ、あなたの人柄や、
あなたの興味のあるものを知る
こと。一気にではなくていい、
少しずつ、ほんの逢瀬に・・・。

奥の深い人だと思った。それが
愛情、恋情につながっていく。

肌合いに関してはうぶなくらい、
はにかみとためらいを見せる。
およそ痴話ゲンカなど似合わない。

たぶん、美容院なんて、いっさい
関係のないはずのあなたの髪に、
いとおしく触れる。

静かな寝息は、どこかの静かな
山間で、せせらぎのなかの魚を
追っている夢か、天体望遠鏡を
のぞいている夢を見ているから
なのだろう。

この人に、あまり恋のややこし
さをねだってはいけないと思う
私がいた。
・・・・◇・・・・・・・
  -逢瀬―
しめやかな恋情

どんなにモダンな生活様式
だろうが
シティーライフに囲まれて
いようが

男と女の ふたりきりの
ひそかな時間や営みに

確実に うまれる

そうでなければ 恋とは
いえない 愛とは言えない

熱く激しく 現代的な
スリリングな恋もあるだろ
うが

シニカルにかまえながら
結局ドロドロしていく

一過性の行きずりではない
からこそ

しめやかに 柔らかく
そして心地よく

乾いた風の吹く恋もあるのだ

渇望ではなく 潤いから生まれ
た風




“清い人にはすべて・・・” ブリュー・ミュージアムショップ:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 04時34分50秒 | owarai
【コラム:】
「裏工作や陰の悪口・・・
そんなことをする人間は最低
だと思っていたのに、社会で
生きていくには、それが必要
なのに気がついた。

だけど、そんな風に汚れてい
く自分に耐えられない・・・」

“清い人にはすべてものが清い”

自分が最も嫌っている人間に
自分自身がなっていくことほ
ど、悲しくてつらいことは
ありません。

心の清らかな人ほど生きづら
いこの世の中、

自分の持っている純潔な部分
をあえて汚してずるいふりを
して生きている人は、本当に
痛々しいもの。

なぜなら、人として最も誇り
高く大事な部分を、隠しなが
ら失いながら生きていくので
すから・・・・。

生きづらいのなら、利用され
たくないのなら、自分の純粋
さを隠してもいい。

でもあなたの清らかな心を
失くしてしまってはいけま
せん。

隠していてもそれを持って
さえいれば、あなたに届け
られるすべてのもは、

あなたの清らかな心を通じ
て入っていきます。それは
あなたが生きるために必要
なフィルターなのです。



60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』



”恋” ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年10月02日 04時22分30秒 | owarai
【コラム:】
―私のノートー
恋のかたちも時代とともに
変遷してくる。そしてそれ
と共に、恋について語る
言葉もまた、である。

かつてバルザックは「愛
について語ることは愛す
ることである」と言った
が、

いまではそのことばも
空しい。

人生のゲーム、自己劇化
への投身。そして情熱の
賭けと、終わったあとの
ほろ苦い甘美さのためだ
け、恋はあるのだろうか?

    ◇
ロバと王様とわたし
あしたはみんな死ぬ。
ロバは飢えて、

王様は退屈で
わたしは恋で・・・
時は五月。
/ジャック・プレヴェール

女をよくいうひとは、
女を充分知らない者であり、

女をいつも悪くいうひとは、
女をまったく知らないもの
である。
モーリス・ルプラン
「怪盗アルセーヌ・ルパン」

男はどんな女とでも幸福に
いけるものです。
かの女を愛さないかぎりは。
/オスカー・ワイルド
「獄中記」


60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』