ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「こんなに優しい人なのに 」 ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年04月15日 19時57分41秒 | owarai
【コラム】

また一日、過ぎていく。
かげろうもえる窓辺で、頬杖を
ついている私がいた。二年前、
三年前の旅行を思い出して
いる。

京都では、どこの寺院の境内も
新緑が気持ちよかった。
人けのない庵のそばで、あなたは
いたづらっこのようにキスを
せがんだ。

玉砂利に数人の足音が聞こえ、
僧侶たちが通った時、ふたりで
あわてて石灯籠の影に隠れ
たっけ。

 六月のシーズン前の軽井沢で
は、どこの道もすいていて、ま
だ持ち主の来ない別荘地を自転
車で走り回った。

・・・こんなに優しい人なのに

あなたの優しさが、わからなく
なる時がある。女はたぶん、欲
が深く、いつでもときめきに
囲まれていたいと贅沢に思う。

「一日一日は、確実に過ぎてい
くんだし、細かいことに気にした
って仕方ない。今日の日にグッパ
イして、また一日始まる」

あなたは、細やかで、ナイーブに
見えても、さっぱりとした男
らしさがあって、やはりそれに
私は頼っている。

外は、本当に静かな、しめやか
かな雨が降っていた。

・・・これ以上、愛をねだる
なんて、贅沢な私・・・


胸があなたにふれた時
木々のざわめきがかき消され
敏捷(びんしょう)な小鹿の
ような瞳が
夜の闇へと とけていった。
・・・・

63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』


「恋のレッスン」アーカイブス ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年04月15日 19時48分26秒 | owarai
【コラム】
昼のうちから、ずっと気になっ
ていた。けれど、彼はこちらに
気づいていない。

貸しボート屋のパラソルの下で、
客がくると手際よく応対し、て
きぱきとポートを渚まで運び、

オールをはめこむ。膝元まで
水に入りながら、海へ客を乗せ
たボートごと押し出す。

特別、目立つ様子ではないが、
時とりの表情があどけなく、さ
わやかだった。

一緒にきていた女友達は、ボート
屋の青年になんて目もくれず、
もっと派手に騒いでいる男だけの
グループなどに周波を送っていた。

特にそのグループのなかのひとり
が、二宮和也に似ているといって。
目当てはその子らしい。

いつもの夏のパターンだ。渚のかけ
ひき。陽気にくり広げる、ノー天気
なゲーム。若さにまかせた、海なら
ではの解放感。

私は、今ひとつ、いつも乗り遅れた
感じでぼんやり水平線をながめ、
寝そべっている。

けれど今年は、最初からそのボート
の青年が、気になり始めた。

みんなの趣味とはズレているの
だろうけど、彼の動きを見ている
のは楽しかった。

私はなんとなく手持ち無沙汰に、
みんなから離れて夕日を見ていた。

海はハレーションがきれいだった。
泳いでいる人影も黒い点になり、
波打ち際は、逆光のシルエットに
なる。

気がつくと、あの彼が、海に入っ
ていくところだった。

今日一日の
仕事から解放されたのか、大きく
伸びをして、波をひとつひとつ
かわしながら、腰のあたりまで
水につかった。

思いがけなく、彼が、目の前の
波打ち際にひょっこり現れた。

いつ戻ってきたのだろう。少し
荒い息をして、腹筋が上下した。

視線が合って、彼はにっこり笑
った。そのまま近づいてくる。
私はあわてて、うつむいて爪先
で砂をいじっているポーズを
作った。

彼は、仕事中の口の利き方より
も気軽な調子で声をかけた。

そばで見ると、糸きり歯がアク
セントのように目立ち、さわやか
な笑顔だった。

「ずいぶん泳ぎ、うまいんですね。
すごく速くて、水すましみたい」

「やあ、まだ宿へ戻らないの?」

「明日、まだいるんでしょ。俺、
午後ヒマだから、ボートただで
乗せてあげる。
いや?女同士のほうがいい?」

私は思わず、違うというふうに
首を大きく振った。
「じゃ、明日ね」

彼は、砂を蹴るように走ってい
った。そのあとを小犬がじゃれ
て、ついていく。

暮れかかった海辺で、そこだけ
スローモション・フィルムのよ
うな絵柄に見えた。

彼はこちらを向いて、手を振っ
た。私も手を振り返し、
・・・水すまし、糸切り歯・・・

と、つぶやき、渚に背を向けて
から、思わずほほえんだ。

・・・゚+o。。o+゚♡゚+o。。o+゚♡゚・・・

夏のプロローグ 気がつくと
しなやかに心は踊る

その年のまっさらな思いでづ
くり

ワンショットでいい 飾るシー
ンも

それがいつか 大きく季節を
超え たくさんのドラマを

生むかもしれない

揺り返す波の ストップモーシ
ョンのように

出逢いも 心の中で 一時停止
した情景

出来れば 絵葉書のように 
壁のピンで止めたい

胸騒ぎも 予感も 出来れば
凪いだ海のように

おだやかな 包みこむような
恋であってほしい

誘惑ほどに 大げさじゃなく
さざなみほどの

ときめき きらめきの心で・・・


63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』


「ナイト」  ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年04月15日 13時11分39秒 | owarai
【コラム】
もう 決して後悔するような
ことはしない
自尊心の痛みを忘れない

天の女神さまに聞こえるほど
高く

ちゃんと真面目に誓います
あなたを守りますと


63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』

「キス・・・」 ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年04月15日 12時00分48秒 | owarai
【コラム】
「私、ホントはあなたと・・・
キスしたかった」
雨上がりの樹々がつやつやと

輝くように、
私も輝きたいと心から思い
ました。

とくにあなたの前では、 ね。
あなたに会ってから、

私は自分の中にもう一人の
自分がいたと知りました。

こんな自分に、
自分でドッキリしています。
たとえば、
こんな便箋に
 
・・・胸きゅん!


63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』


「恋のインデェックス」 ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年04月15日 05時33分32秒 | owarai
【コラム】

どんな女でも、ほめられると
うれしいものだ。

ただし、自分でも知っている
長所をほめられても、これは
たいしてうれしくない。

あきらかに美人をつかまえて、
「あなたはきれいだ」と言って
みても効果はない。

美人ばかり落とすおとこは、受付
女に怒って驚かれ、ものにしていた。
ショック療法だ。

頭のいい女は、絶対に姿形をほめ
てやること。とうていほめられな
い顔でも、「横顔の線が柔らかいね」
とか、

「ほくろの位置がいいね、すごく
セクシーだよ」とか、たとえゲジゲジ
眉でも「石原ひとみみたいな黒々した
眉だ」などと言う。

いくら考えても顔がどうにもならな
かったら、手がきれいだとか、足首
がいいとか、鎖骨のくぼみ具合がな
ともセクシーだとか、

要するに肉体のどこかをほめること。

どこもかしこも全部ダメなら、
「君といるだけで、ほっとするよ」と
嘘をつく、そうすれば世の中安泰なのである。

63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』