ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「カクテル フレンチキス」

2017年09月16日 21時12分40秒 | owarai
シーツとシーツのあいだで
起こった出来事は、シーツと
シーツのあいだに、とどめて
おかなくてはならない。

そこで見た夢、聞いた話、そこ
で感じた幸福、そこで得たすべ
てのことは、それ以外の場所で
は色を失い、命を失う。

わたしは彼女に言ってあげた
いと思った。だから、思い出も
希望も、絶望も願望も、いいこ
とも、そうでないことも、誰に
も喋ってはだめよ、と。

言葉にした途端、それらは空中
で分解し、あっけなく霧散して
しまう。

だから、何もかもそっと、胸
の中に仕舞っておかなくては。
もしもそれが、あなたの人生
において、すごく悲しいけれ
ど、すごくたいせつな恋だと
思うのであれば。

そう言ってあげたいけれど、
わたしが何を言っても、どん
な話をしても、今の彼女を止
めることはできない、という
ことだけが、わかっている。



「花野」

2017年09月16日 21時10分37秒 | owarai
秋の草花が咲き乱れる
野原を「花野」という。

秋の草花といえば、
萩、葛、撫子、桔梗、
女郎花(おみなえし)など

どこか寂しげなしみじみ
とした風情がある。

”なにとなく君にまたるるこ
こちして出し花野の有月夜
かな”
       ー与謝野晶子ー

毎年、秋になると
 
きみとよく ここへ来たよね

花野を揺らす風に吹かれて

ぼくたちの未来について思い
を馳せた

今はもう 思い出を

数えることしか できないけれど

【浮寝鳥】うきねどり

2017年09月16日 13時46分40秒 | owarai
「金色の夕陽が落ちる湖で
まどろみかけた水鳥が
ふと首を上げ一声鳴いた

しんと静まる湖面の水は
何も答えてくれないけれど

大丈夫 世界はまだそこに
ある

薄墨に広がる夜が何もかもを
隠しても

きみを包んで
そこにあるから」

『あてどもなくさまよう想い』
冬の湖などで、雁や鴨が水面に
浮かんだまま眠っている姿を
ご覧になったことはありませ
んか。

水上で長い首を羽の間に入れて
丸くなる水鳥たち。

ずいぶんと器用な格好で眠る
ものです。水鳥のこうした習性
を「浮寝鳥」と呼ぶのですが、

彼らが水上で「浮き寝」をする
様子は、のんびりしているよう
でいて、不安定なものに見えて
います。

だから、昔の人々は、心配事を
抱えて安らかに眠れない夜の
自分自身を、しばしば「浮寝
鳥」にたとえたものでした。

和泉式部が「木のうへにうきね
をしてぞ思ひやる」と歌ったの
も、恋ゆえの心配からまんじり
ともできずにいた夜のことです。

また、光源氏と一夜限りの関係
を持ってしまった人妻の空蝉は、
その逢瀬を「浮き寝」にたとえ
ています。

平安時代の人々にとっても、
不倫の恋は不安定なもので
あったのでしょう。

おはようございます。

2017年09月16日 05時25分53秒 | owarai
『好奇心のまなざし』

「明日、自分が死ぬとしたら、
今日を一生懸命に生きていないの
はいやだ」これは僕の思いです。

「いつ死んでも悔いはない」とい
う意味ではありません。

起きて、仕事をして、テレビを見て
おしまい。それが人生最後の日なん
て、死んでも死にきれないくらい
悔しいと思うのです。

だからといって、夢のような出会い
やわくわくする冒険で日々を彩りた
いわけではありません。

明日で命が終わるとしても、後悔
せず、おだやかに世を去る方法

それは、今日をていねいに生きる
こと。これだけだと僕は思います。

ていねいに生きるには、その日が
大切な一日であることを思い出さ
せてくれる、きっかけが必要です。

何か一つだけでもいいから、暮らし
に新しさを投げ込みましょう。

毎日を新鮮にする一番の方法は
好奇心を持つこと。

ありふれた今日に潜む、新しさ
を見つける好奇心
なんともすてきな響きだと思う
のは、僕だけではないはずです。

新しさを見つける朝が、はじまり
ます。かけがえのない一日になり
ますように。





―ささめごと・私語ー

2017年09月16日 05時22分01秒 | owarai

消えそうなほどかすかな風が

耳元に アイシテイル を
運んでくるとき

わたしは 孤独のない海で

あなたへ寄せる 波になる

【男女の間の恋のささやき】

内証話、ひそひそ話、ささやきごとの
意ですが、特に恋に限定した場合は、

男女のむつごとや、恋のささやきの
ことをいいます。

耳もとで小声でささやくので、
「耳語」「耳ごと」などという
言い方もします。

「私語」というと一般には、若者や
おばさんが、場所もわきまえずに
喋っている印象がありますが、

「ささめごと」という言い方に
変えると、とたんになまめかしく
秘密めいて、男女の愛の世界が
開けるのですから、
言葉の力とはたいしたものですね。

新内では「浮寝のささめごと」な
どという艶な言い方をします。

※新内 しんない
「新内節(ぶし)」の略。
浄瑠璃(じょうるり)の一種。鶴賀(つるが)
新内が語り始めたもの。心中(しんじゅう)
物などを題材とし、哀調の中に花やかさ
があるのが特色。

舞台から離れ、花街などの流し
として発展。

哀調のある節にのせて哀しい
女性の人生を
歌いあげる新内節は、遊里の
女性たちに
大いに受けた。