ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

-ショート・ショート小説ー

2017年09月29日 23時07分21秒 | owarai

あれは、わたしがまだ二十歳(はたち)
の女の子だった頃。

初めてのキス、初めてのデート、シャ
ボン玉のようにふわふわ飛んで、空中
でばちんと弾ける、そんな片思いの
恋をいくつか経たあと、

わたしはまるで巻き込まれるように、
苦しい恋に落ちた。

それは、手探りで進むしかない
真っ暗な闇の谷底に、真っ逆さまに
堕ちてゆくような恋だった。

どうしようもなかった。

好きで好きでたまらなくて、四六
時中会いたいくて、いつも一緒に
いたいと追い求めた。彼のそばに
いない時の自分は、まるで不完全
な人間のような気がしていた。

息もできないくらいに、身動きも
できないくらいに、焦がれていた。

こんなに好きなのに、こんなにも
愛しているのに、こんなに不安な
のは、なぜ?






「最大の敵、最大の味方」

2017年09月29日 16時58分40秒 | owarai
「花を花と見て花と見ず」『般若観智』
「花を見る」というのは、自分の立場
から発した行為です。人間の先入観で

そう見えるのであって、実はそうでは
ないかもしれない。とにかく、今自分
が見ているだけがすべてだなどと
思わないこと。

見る私が花そのものになってみて、
はじめて花の真の姿が見えてくる
との教えだそうです。

相手の身になって、ものを見たり
聞いたりしないと、真実は見えて
こない。

正しい判断をするには、物事をあ
るがままに見よと言いますが、
難しいことです。

そこで起こったただ一つの事実で
も、見聞者の心のフィルターを
通ると、その人の主観によって
左右され、見方や受け取り方が

違ったり、単純な問題が複雑に
なることがよくあります。

つまり、自分の損得勘定とか好き
嫌い、かかわりたくないなどと
いう私欲に基づいた判断が、簡単
な問題を紛糾させてしまうのです。

臨済禅師が、「道で仏にあえば仏
を殺せ」と言ったのも、ある意味、
己の心が最大の味方でもあり敵な
のだと教えだと思います。

“アラ探し”する人へ

2017年09月29日 05時38分10秒 | owarai
「人の心は、自分の心の投影
として、己が心の鏡に映る。

人は、自分の心にないものを
感じることはできない。自ら
の内に善なるものがない者は

人の善を感じられず、偉大さ
を持たない者は他の偉大さに
無感動であり、神を持たない

者は神を信じることはできな
い」。こんなことを、どなたか
に伺ったことがあります。

あなたには、他人がどのよう
に映りますか?

相手のいたらなさやいやらし
さばかりが目につく人は、
ひっよとしたら自分の心がそ
うなのかもしれません。

大切なことは、相手に対する
労りや優しさです。

会社の人間関係にしても、調
子のいいときは、地位や権威
だけでも部下は表面的には
動いてくれます。

ところが、本当に苦しくなっ
たときには、その人の徳が
試されます。

「この人のためなら」という徳が
なければ、人は動いてくれません。

自分の中身が、豊潤、精雅でなく、
人間に対して愛情を持てない人が、

人の信望を得ることはできません。
徳を磨きたいものです。