あなたに、どれくらいの
恋の歴史があって、
どんな恋をしてきたかは
知らない。あなたは私の
過去もきかない。
それはいっそ潔く、私には
とてもほどよい接し方で、
あなたはいてくれる。
あなたは、社内では、それ
ほど
女子社員に興味を持たれ
るような
態度は示さないから、
ただ、おとなしい真面目な
人という印象で通っている。
けれど、結構、目ざとい
女子社員もいて、
「あの物静かな感じがいいわ。
噂はなにもないけれど、誰か
決まった人いるのかしら」
なんて言ってくるのを聞くと、私
はドキッとする。
それでも、私たちのつき合いは、
深く静かに、そして穏やかに
進んでいった。
゚♡゚ ゚♡゚
素のままで ムリもしない
心具合は
作ろうとして出来るものでも
ない
ごく自然に ふたりの調和、空気、
呼吸
なじんでいけば 目に見えない赤い
糸というより
もっと自然な 運命 結びつき
ゆるやかに 時と愛は進み
確かめなくとも 確実に
ふたりの空間ゆるがない