ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

ガタガタと椅子をずらせる振動にあやうく揺れるビロードの花粉(こな)  >「Tシャツとか、ある?」

2020年09月13日 17時47分07秒 | owarai
もうじゅうぶん過ぎるほど
酔ってはいるが、シャワー
のあとのビールというのは、
格別だ。

思わず「ぶはーっ」と、自分
の部屋にいるときと同じよう
に、声を出してしまう。
ベットの足元のほうに、小さ
なマガジンラックがあった。

見覚えのある表紙が目に入る。
若い女性に人気のある女優が、
チューリップの花束を抱えて、
笑っている。焼き肉屋の帰り
に寄ったコンビニで、私が見
せた雑誌だ。

あの時立ち読みというか、名
前を見せただけだったから、
後日また買いに行ったのだろう
か。二十代の男の子には、ほと
んど読むところなどないだろう
に。

さて、これから、どうしよう。
このままビールを飲んで待って
いたら、たぶん二人は、どうで
もいようなことを、えんえんと
話つづけるような気がする。

しかし、それは避けたい。私は、
眠い。疲れている。

とりあえず、先にベットにもぐり
こんで、横になってしまおう。
で、それからの後のことは
彼にまかせる。

なんかしたいんなら、すれば
いいし、疲れていて眠りたいん
っだら、それはそれでいいや・・
・・・と、思っているうちに、
すっかり眠ってしまったらしい。

喉の渇きを覚えて目を覚ますと、
部屋の灯りは消えて、枕元の
小さなランプだけが、灯って
いる。

“文庫本を開いて缶のまま
飲むビール

一人暮らしは旅にも似るか“
 

「埋火」 -うずみび-

2020年09月13日 14時54分12秒 | owarai

まぶしいほどに健全な 正午の 
カフェで 

かつて愛したひとと会う 

ふと合う瞳に 思い出の影 

揺れては駄目、と頭(かぶり)を 
振って 

強く 強く 強くならなきゃ 
友達でいると 決めたのだから 

『灰に埋もれた小さな春』 
昔、囲炉裏では、大きな切り株や 
太い薪を昼夜絶やさず焚いていま 
した。 

また、火鉢なども灰の中で炭を 
熾し、その火で暖をとったり、 
煮炊きをしました。 

こんな火鉢や暖炉裏を実際に見た 
ことのある人は、もう少なくなって 
しまったかもしれませんね。 

こうして火を熾した暖炉裏や火鉢 
も、夜中や真昼の火を必要としな 
いときは、燃えている炭や薪に 

たっぷりと灰をかけて覆います。 
その灰の上に手をかざしてみると、 
ほんのりと暖かいのは、 

灰の下には、まだまだしっかりと 
燃え続けている炭や薪が残って 
いるからです。 

この灰に埋もれた炭火を「埋火」と 
いい、ひそかに人に恋い焦がれて 
いるさまに見立てたりもしました。 

「埋火の下にこがれし時よりも 
かく憎まるるをりぞわびしき」 
    在原 業平 

「ひそやかに消えることのない火」 
秘めた恋心・・・・。 


大切なひとの名は・・・

2020年09月13日 13時25分00秒 | owarai

朝つゆで口をそそぎ 
朝つゆで顔をあらう 

かわいい子犬のすぐうしろ 
木かげにかくれた人がいる 

その名はだれでしょう? 
どなたでしょ? 

こたえは―― 
秋です 

 

YouTube 
恋の奴隷 [Koi no Dorei] - 秦基博 [Hata Motohiro] (日本語歌詞付き+ ローマ字 [romaji]) 

https://www.youtube.com/watch?v=unD4zSwE6Zg 


「心の鏡」。

2020年09月13日 12時48分48秒 | owarai

古代ローマのオーガスタ皇 
帝は、皇后との夫婦仲がきわ 
めてむつまじく、家庭において 
はすべてが皇后のいうがままで、 

すこしも逆らうことがなかった 
そうだ。やさしくて、善良な夫 
だったわけだが、 

もとより、皇帝は恐妻家ではなく、 
皇后はカカア天下式に夫を支配 
したわけではない。 

にもかかわらず、夫を「自由自在 
にあやつる」というふうであった。 

皇后には夫を支配する意図など、 
カケラほどもなかったのだ。 

反対に従順であることのみ努めて 
いた。その徳へのリアクションと 
して、夫のほうも、従順になった、 
ということであった。 

つまり、夫の姿は、彼女のそれの 
“写し”であったわけである。 

もしこの皇后が支配欲の強い女性 
で、“女上位”式に皇帝を支配しよ 
うとしたのであったら、 

夫はこれの“写し”となって夫婦 
仲にヒビが入り・・・ということ 
になったはずである。 

つまり、この皇后は、「やさしい夫 
をもつ」という妻の幸福、女のしあ 
わせを、自分で創りだしたわけで 
ある。 

こういう男と縁を結んだことが幸運 
・・・というだけのことだけでは 
なかったのだ。 

やはり、モンテーニュがいったよ 
うに、夫は妻にとって(その逆も 
また)人生の材料にすぎず、 

これに彫刻をしてゆくのは自分 
自信である。 

幸福を刻むのも自分、不幸を彫る 
のもまた自分なのだ。 

人生において「自分が効く領域」 
は、常識で思うよりはるか以上 
に大きいようだ。 


つぶやき

2020年09月13日 12時03分57秒 | owarai

あなたをあきらめる理由をひとつ
ひとつ数えあげてみた
あなたを嫌いになる理由を

小さいことから大きいことまで
性格の違いや好みの違いも
そうしたらわりと次から次と
出てきて
10コも20コにもなった

そして
こんなことまでして忘れようと
している
この恋の深さにハッとした


「人生はずっと苦しいんです」。

2020年09月13日 11時44分24秒 | owarai

苦しむことから逃げちゃイカン。 
人生はずっと苦しいんです。 
苦しさ知っておくと、 

苦しみに慣れる。これは強いで 
すよ。水木しげる / 漫画家 

太平洋戦争時、敵機の銃撃を 
受けて、左腕を失う。 

しかし氏には、その悲痛な負傷 
も生への糧とする。 
強靭な精神力があった。 

「片腕がなくても、他人の3倍は 
働いてきた。もし両腕があったら、 
他人の6倍は働けただろう」と。 

売れない若き漫画家時代、あまりの 
赤貧ぶりを疑った税務署に質札を 
投げつけて激怒した。という反骨 
の人でもある。 

やがて、NHK朝の連続ドラマ 
『ゲゲゲの女房』で描かれた、 
超売れっ子漫画家への人生行路を 
歩むことに。 

名を成したあとの言葉は、逆に 
飄逸(ヒョウイツ)の趣。 
「中年を過ぎたら、怠けるクセを 
つけないさい」と。 

※飄逸 
世俗のわずらわしさを 
気にしないでのびのびしていること。 


大好きな人といるときに限って大嫌いな自分がでてきてしまう。

2020年09月13日 11時01分52秒 | owarai

思いが強すぎて相手にも

同じ気持ちを求めてしま

ったり、相手の本音を恐

れて逃げてしまったり・・・

素直になれない自分に

腹が立つのは、相手に

頼り過ぎているとき、もし

くは相手を信頼できていな

いときかもしれません。

 

YouTube

Mariya Takeuchi Plastic Love 竹内 まりや

https://www.youtube.com/watch?v=9Gj47G2e1Jc


本を読むと旅に出たくなる。旅に出ると本を読みたくなる。

2020年09月13日 09時08分50秒 | owarai

人生はよく旅にたとえられ

ますが、本はときどき、その

目的地へのヒントを与えて

くれます。

1969年5月16日、松尾芭蕉

が「奥の細道」の旅に出ました。

「月日は百代(はくたい)の過客

(かかく)にして、行(ゆき)かふ

年も又旅人也(またたびとなり)

。」という書き出しは有名ですね。


ゆく河の流れを何にたとえてもたとえきれない水底の石

2020年09月13日 05時17分50秒 | owarai

不安になると、 
「心の拠り所が欲しい」 
と願う。 
他力本願が通用しないと 
思うと、「自分で自分を救う」 
という自力本願に目が向く。 

戦国時代、「自分の心の拠 
り所として懸命になって取り 
入れたのが「禅」。 
禅のひとつの特性は、「あの 
世の存在よりも、この世に 
おける自己努力を重視する」 
ということだ。 
つまり、 
「自分で自分を救う」ということ。 
そのためには、キビシイ心身の 
錬磨を必要とする。 

極限まで行えば、一種のマゾヒ 
ズムに到達する。 
これによって、 
「危機の克服と新しい状況の 
突破口「を得た。 
死ぬか生きるかの瀬戸際 
今の時代に通じるのでは 
ないか。


真夜中の雨音―cinque―  <ショート小説> 校正後

2020年09月13日 04時57分30秒 | owarai

「お願い、お願い、お願い」と、 
叫びながら、雨はあとからあと 
から地上に落ちてくる。 

木の葉の一枚一枚を濡らし、樹 
木の幹の奥深くまで染み込んで 
ゆく、哀しい雨だ。窓ガラスを 
伝う雫は、夜の闇を流している、 
涙のようだ。 

それなのに、あのひとのいる場所 
は今は朝で、空は青く、どこまでも 
晴れ、憂いのかけらもなく、乾いて 
いるのかもしれない。たったひと粒 
の雨さえも共有できない場所に、 
決してつながることのない地平に、 
わたしたちはいるのだと思った。 

電話がなったのは、午後十時を 
五分ほど回った頃だったか。 
わたしはバスルームにいて、ち 
ょうどシャワーを終えたところ 
だった。 

やっと、やっと、やっと、かか 
ってきた。あのひとからの電話。 
バスタオルを取るのももどかし 
く、濡れた躰と濡れた髪の毛の 
まま、電話機に飛びついた。 
電話器をつかみ取り、相手を 
確かめもしないで、わたしは 
呼びかけた。 

「もしもし、快晴?もしもし?」 
「あ、もしもし、桜木さん?そ 
ちらは桜木さんお宅でしょうか。 
芦川ですけど」 
軽い目眩のようなものを感じ 
た。それは、失望のせいだと 
わかっていた。けれどもその 
失望を、芦川さんに気取らて 
はならないと思った。咄嗟に、 
わたしは驚いたふりをした。 

「ああ、びっくりした。誰か 
と思ったら、芦川さん」 
「夜分遅くにすみません。ご 
迷惑を承知でかけています。 
部長からお辞めになると聞いて、 
今、ちょっと、話せますか?」 

駅の近くにある「喜合」という 
居酒屋の場所を芦川さんに教えた。 

レインコートに身を包み、大きめ 
の傘を出し出して出かけたにも 
かかわらず、店に着いた時には、 
髪の毛も足もとも、泣きたく 
なるほど濡れて、冷たくなって 
いた。 

店員さんが気を利かせて、おし 
ぼりと一緒に、真っ白なタオル 
を差し出してくれた。 
芦川さんはふたりがけのボック 
ス席で、日本酒を飲みながら、 
わたしを待っていた。 

わたしはジントニックを注文 
した。店員さんが下がると、芦 
川さんはすぐにしゃべり始めた。 

「辞めるって、あの仕事の件です 
か」 
「もういいんです。ありがとう 
ございます」 
自然に、頭が下がってしまう。 
わたしはもういいんです。 
「アメリカに行こうと思って 
るんです」 

まだ、あのひとにも伝えてい 
ない決意を、わたしは芦川さ 
んに告げていた。 

「こないだね、営業先の人が 
教えてくれたんですけど、ニ 
ュージャージー州にある日本 
人学校で、教師を募集してい 
るそうなんです。応募者が多 
くて、競争率もすごく高そう 
だったけど、でも、だめでも 
ともとって気持ちで、書類だけ 
でも出しておこうと思ってます」 

「そうなんですか。アメリカで 
仕事を?」 
「はい」 
「なんや、そういうことなら、 
俺ももうこれ これ以上 
言うのをやめておきます。 

桜木さんが会社を辞めてしま 
うのは依然として残念やけど、 
まあ、そういうことなら。 
俺が無理に引き留めても・・・」 

思わず、芦川さんの優しい視線 
に、しがみつきそになっていた。 


YouTube
本当に好きな歌!!2つのサーチライト (玉置浩二&絢香 クラシック) 

https://www.youtube.com/watch?v=_J4e7-gEWes