精神科医であり、作家である
加賀乙彦氏の取材のレポート
から分かったこと。
意外だが、死刑囚は口数が
ふえ、活動的になり、不眠不休
でも平気なくらいだ。
いわゆる、そう病の病状一色
になる。
これに対して、無期懲役囚は、
まったくのうつ病状態におちい
ってしまう。
口数が減り、元気がなくなり、
「自分は生きている価値のな
い人間だ」などとつぶやいたり
する。
ふつうなら、両者の病状は逆
だと思える。
死刑囚は残された時間を生き
急ぐため、時間の流れが凝縮
され、促進されるからだとか。
なにしろ、人生の締切がみえて
いる。
いっぽう、無期懲役囚のほうは、
時間こそ豊富にあるもの、自由
は許されれいない。
その長く不自由な時間を思って
絶望を深めていくらしい。
我々の人生も目的を持って
生きたいものだ。
友だちになれるかどうかは、
一緒に食事をして楽しいか
どうかです。
ムリに見栄を張ることもあり
ません。
好かれようとして、びくびく
気をつかう必要もありません。
知的な会話の勉強をしたり、た
くださん話題を用意しなくても
かまいません。
私たちのすることは、たった一つ
でいいのです。
一緒に食事をして、楽しい人で
あればいいのです。
あなたは、あなた自信と一緒に
食事をして、楽しい存在ですか?
「できる女」,
レストランで、「残った料理
を持って帰りたい」なんて
言いにくいけれど、
たいていのお店でできます。
高級なお店ほどこの会話が
あります。
レストランでは、ケーキなどの
テイクアウトもありますから、
ケーキを頼むついでに、お
願いしたりします。
たくさん頼んでいっぱい
残すのは、お店の方にも、
ご馳走をしてくれた方にも、
嫌な感じが残ります。
高級店に来る客ほど、
『経済観念を持っている』
のです。
【誰でも成功するま
でうぬぼれる権利がある。】
わたしに
とっては大事な夢でも、周り
は「あっそう」の一言。
「そんなの無理に決まって
る」と鼻で笑われたことがあ
る。
他人は自分が考えているほ
どには、絶対に自分のことを
理解してくれません。
でも、その他人についても、
私たちは知ろうとしないです
から、お互いさまともいえる
のです。
逆に言えば、自分の人生の
大切な場面では、あいまい
な他人の意見を無視しなけれ
ればいけない時があります。
うぬぼれすぎはただの身のほ
ど知らずですが、
自らのうちに秘めたうぬぼれ
は自信につながります。
自分を信じて、開花するあなた
の才能もあるのです。
『過去はいつでも過去より
美しい、
過去が美しいのは、過去
がそこにないから・・・・。』
まだ若いのに、小学校の頃
の懐かしい思い出ばかりを
夢に見たり、
学生時代にはやった音楽ば
かり聞いたり、
つらい現実を乗り切るため、
過去の思い出に浸る人は
健康な証拠。
でも、やはり過去は過去。
どんなに美しくても造花が
生花にならないように、
懐かしい過去に戻ることは、
もうないのです。
あなたの手元にあり、それ
をあなたの手で幸にも
不幸にも変えていけるのは、
まさに「今」なのです。
【できる男は、下準備を
忘れない】
大事な取引先の人を
初めてのお店に接待する
ときは、下準備のために
一度そのお店に行き、自腹
を切って食事をしています。
雑誌で紹介される、できる
男が取引先の誕生日を知る
理由でもあります。
女性を誘うのにも使えますし、
一流になりたかったら、一流
の物を食えのたとえ通りなの
です。
檜板一枚でできた立派な
カウンターに座ったら、さりげ
なく腕時計をまず外すますし、
花板長もあなたが若くても
対応が違ってきます。
【できる男の本質
を見抜け】
ー千利休ー
最後は、秀吉の怒りにふれ、
自刀しました。
秀吉の心が枯れていくのと
は逆に、利休が見せたもの
は、
たった二畳あまりの質素な
茶室。
ありとあらゆる贅沢を取り
除き、何も削ることがない
ところまで無駄を省き、
相手との緊張感を生みだし
ていく。
彼は「無」以上の贅沢がない
ことを、知っていた。
彼の逸話のなかで、当時の
権力者、秀吉をもてなすた
めに、当時大変めずらしか
った庭に咲き誇っていた
垣根の朝顔の花を、すべて
刈り取り、一輪だけ茶室に
活けた話は有名です。
失うことを決してためらわな
い精神。
人をもてなす、人をひきつける
人の世の摂理がわかっていた
男だと思います。
無は有と知る。
才能を
見つけてくれる人に、
人は動かされる。
自分の部下を「あいつはダメだ」と
言う上司は、人を動かすことが
できません。
上司の仕事は、自分の部下がダメ
かダメでないかを判断することで
はありません。
ほかの人がダメだと言ったとして
も、その部下の才能を何か見つけ
てあげるのが仕事です。
これは、プライベートでも、恋愛
関係でも、まったく同じです。
人間は自分の才能を見つけてくれ
てもらう喜びが、やる気になりま
す。
その見つけられた才能を使う喜び
が、人を動かしていくのです。