ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「わたしを眩しそうな目で見つめて」

2021年05月02日 13時01分15秒 | owarai

彼は、自分の持っている 
すべての優しさを注ぎ込む 
ようにして、微笑んだ。 

その微笑みは、わたしだけ 
に向けられているようにも 
見えたし、わたしを通り越 
して、 

宇宙の彼方を彷徨(さまよ) 
っている惑星の住人に向け 
られているようにも見えた。 

わたしたちはグラスを合わ 
せた。カチッ、と音がして、 

何かがつながり、もう二度 
としないと決めていた恋が、 
控え目に始まった。 

 


YouTube 
Natalie Cole - Our Love Is Here To Stay 

https://www.youtube.com/watch?v=Ts0c250sKsw 


月という字を背後に持つと

2021年05月02日 12時03分39秒 | owarai

月顔の人は月の影響が 
強い。 

他にも、 

ふさぎ込む人、 
海に近い人、 
水商売の人、 

家にいたがる人、 

秘書、看護婦、 
介護士など、 

誰かの手助けをしている 
人は皆、月タイプ。 

※銀製品をアクアセサリーに。 

月が一種の背後霊になって 
いる。 

毎月22日(ニチマチ)は 
月に祈る習慣を。 
(願いごとを・・・・。) 


僕はあなたの空洞でありたい

2021年05月02日 08時50分10秒 | owarai

イイ女とはどうい女性? 
いわゆる大人の女って。 

背筋のピンと伸びた女。 
不必要に媚を売らない 
自立した女。 

自分の痛みを通して 
人の痛みをおし計れる 
女。 

ベットの中以外の場所で 
何時間も堂々と渡りあえる 
女。 
それでいて魅力的で女ら 
しい大人の女かな。 


完璧な演奏と、心動かす演奏は、違う。

2021年05月02日 05時45分47秒 | owarai

音楽は、ただ間違いなく
演奏されればいいという
ものではない。

その旋律に込められた、
作曲家の、そして演奏する
人間の思い。
瞬間の音色の美しさと、
メッセージ、
その両方に心を動かされる
のだと思う。

それはまさに、高度な知の
共鳴である。
私たちは、どこまでその領
域に踏み込んでいけるだろう。

人の心に近づいてゆく挑戦を。


時を旅する道具は、タイムマシンだけではない。

2021年05月02日 05時44分20秒 | owarai

赤茶けた祖父の日記。 
古ぼけた子どもの頃 
の愛読絵本。 
図書館に眠る町の 
いつかの史料。 

頁をゆっくりめく 
っていると、 
その時代に遡ったような 
気分になることがあります。 

きっと紙は情報といっ 
しょに時間を閉じ込めて 
いる。 

きっと人は絵を描きながら、 
文字を記しながら「いま」 
を刻もうとしている。 

デジタルの時代であっても、 
私たちはこれからも紙を 
使い人々の歴史が作られ 
ていくであろう。 


リメイク 「遠 恋」 恋よりも烈しく ー1-

2021年05月02日 05時40分50秒 | owarai

新型ウイルス・コロナが終焉後、
桜の季節に、佳代子は東京にやって 
きてわたしの部屋に泊まり、不倫 
の恋を終わらせた。 

 別れ話しの前の夜には「京都に 
戻る前に、奥さんのところに乗り 
込んでいく」と息巻いていたけれ 
ど、翌日の夕方、わたしが仕事か 
ら戻ってくると、佳代子はベット 
の中から力なく「お帰りなさい」 
とわたしを出迎え、 

そのあとに、「疲れた。別れと同 
時に魂も、抜き取られたみたい」 
と呟いた。その夜遅く、学ぶさ 
んからわたしの部屋にかかって 
きた電話に、佳代子は「いない 
と言って」首をふった。 

走るのを、佳代子はやめたのだ 
った。 

わたしはひとりで、走り続けて 
いた。三月が終わり、四月が来 
て、桜がすっかり散り、五月( 
さつき)の蕾が膨らみ始めても 
―――来る日も、来る日も。 

朝、目覚めた時にはまっさき 
に、あのひとのことを考えた。 
朝には夕暮れ時の風景を、夜 
になると朝の風景を、思い浮 
かべる癖がついた。なぜなら 
東京の朝は、ニューヨークは 
まだその日の朝だから。 

成田空港で、あのひとは教え 
てくれた。 
午前と午後を入れ替えて、二 
時間引いたら、俺の時間。四 
月になったらサマータイムに 
なるから、引くのは一時間だけ。 

これからは、同じ時間を共有 
することさえできないのだと 
思った。 
俺の方がいつもあとから、追 
いかけてるってこと。 

朝と夜が反対になるなんて、 
悲しいな。 

なんで? 
だって、同じ時間に同じ空、 
見られないでしょ。 
その代わりに、ふたつの時間 
が持てて、ふたつの空を見ら 
るじゃん。 


コーヒーとクロワッサンと 
フルーツの朝食をとって、 
ひとり暮らしのアパートを 
出るのは、七時四十分。あの 
ひとの時間は夕方の六時四 
十分。 

わたしはいつも、少しずつ 
暮れていくニューヨーク 
の空を思い浮かべた。街を 
思い浮かべようとしても、 
行ったことがないから、 
うまくいかない。 

ひとりの例外もなく、誰の 
心の中にも、大切な人が 
棲んでいるのだと、当たり前 
のことなのに、まるで初めて 
知ったことのように、思う。 

あのひとは今、わたしのこと 
を想ってくれているだろうか。 
わたしが想っているほどに