あなたの笑顔の一瞬や
あなたの憂いの一瞬と
出会えた時
写真のようにこの感じを
忘れないように胸に刻む
思い出すために すこしでも強く
思い出すために すこしでも長く
悲しくもこの恋が純粋であるように
心をこめて
またあなたを思い出すために
フランス料理の世界と大工
の世界は似ている。フラン
ス料理は香りの修行と言わ
れるように結果キッチンが
清潔だ。
同じように
現場がきれいな大工なら
安心していい。こんなこ
とをわざわざ言うのも、
掃除を甘く見ている大工
がいるからだ。
そういう人に限って要
領が悪い。要領の悪いや
つが仕事をすると、材料
はムダにするし、時間は
かかるしロクなことはな
い。
おととい削ったかんな屑
と昨日のゴミが散らかっ
ている現場で、おたおた
しても、いい仕事ができる
わけがない。
いい仕事をやるには、自分
のまわりを常に整理してお
くのは基本だ。
必要な道具や材料がすぐ見
つかる状態で、ひとつ先の
手順を考えて、段取りを組
む。ひとつずつキチンと仕
事を進めていく。
だから掃除をこまめにして
いくのが肝心なのだ。
掃除は段取りだ。
若い人でも、掃除が上手な
ひとは腕が上がるのも早い
そうだ。
真ん中だけで箒で掃く人は、
まあ、大工をやめたほうがい
い。施主さんに、喜んでもら
える仕事をするには、
きれいな現場かどうかが鍵。
今度、街の大工さんの掃除を
よく見てください。
人間はみんな心の奥底はとても
弱くていい人だから
そんなに弱くていい人の心だけで
すべてのことに接すると
物事のすすみぐあいが悪いので
いじわるでこわい人のおめんと
つめたくて自分勝手な人の服と
やきもちでわがままな人の靴と
気まぐれでけちんぼな人の帽子と
うわさ好きでウソつきのカバンを
もって
もっといろいろな そう うっかり
気にいられないためのたくさんの
種類のバッジをいっぱいつけて
生きている
ああ だからね
だれからも好かれないようにと気
くばる必要のない所では
心から愛してうちとけた
恋人の前とかでは
心細いような、心許せないような、
こんな嵐の夜には、どこからかあ
の人の声が聞こえてくる。
時間も距離もかるがると超え、わ
たしはあの頃に連れ戻されてしまう。
―――大丈夫だよ。キミはなにも、
心配しなくていいから。
―――俺に任せておいて。何もかも
ちゃんとするから。
―――キミは俺の大事な宝物。簡単
に別れないよ。
わたしを弄んだ、なつかしい、わた
しの昔の恋人。
あれは、あまりにも手痛い失恋だっ
た。そえゆえに、それはガラスに刻
まれた文字のように、わたしの心に
残っている。痛みは、静かな嵐のよ
うにやってきて、樹木をたまわせ、
木の葉を震わせ、わたしの根源を
揺るがせようとする。
でも、大丈夫、絶対に、大丈夫。
言い聞かせながら、わたしはひとり、
暗闇の中で、嵐が通りすぎていくの
を待っている。どんなに激しい雨が
降っても、わたしはもう「過去」を
迎えに行ったりしない。
わたしの心はさらわれていかない。
吹き飛ばされはしない。わたしに
は今、愛しい待ち人がいる。
YouTube
Killing Me Softly with His Song - Cheryl Bentyne
https://www.youtube.com/watch?v=fUKfGdyRUcc
いつ、新コロナ・ウイルス前の
生活に戻るのだろうか。
お酒を飲まない方のために
紹介すると、あの有名な新宿
ゴールデン街や渋谷のガード
近くの酒場などは、
一軒一軒が、はなはだ狭い。
4~5畳くらいのところに、
大の男が10何人もひしめい
て飲んでいるんですね
(中には立ちっぱなし飲んで
いる人もいる)。
何もそんな狭いところ(お店
の人、ゴメン)で
飲むことはないでしょ、と言い
たくなるのですが、
男たちはトロけそうなほど
幸せな顔をして飲んでいる。
そんな(ある意味で不思議な)
光景に出くわすたび、ああ、
この人たちは、人に会いに来
ているんだな、と思う。
人を酔わせることができるのは、
結局人だけかもしれない、と
思うわけです。
その証拠に、「私、お酒は一滴も
ダメで」などと言う人がその
中にいて、そしてその中の誰
よりもしっかり酔っているふう
に、見えるのです。
体温があるから、コミニュケー
ションは美しい。
贅沢な食卓を作るために
格闘して、ロクに会話さ
えないのはまずしい。
ズワイ蟹を食べている
人はみんな無口だ。
※水槽に入っているカニ
に注意。プランクトンが
いない為、ムダにダイエット
していて身が細くなっている。