“愛は事(じ)なり」といえり”
「愛とは、相手に合わせる心で
ある」
恋愛中は、彼女(彼氏)の
趣味や行動に自分を合わせる
ことがまったく苦ではありま
せん。
たいくつな恋愛映画を観に
行って二人で感動したり
します。
ところが、結婚して10年も
経つと、結婚当時の熱い思い
もさめてきて、お互いに相手
に合わせることができなく
なります。
「愛」とは、恋愛や夫婦愛ば
かりでなく、親子愛、師弟愛、
友愛など、さまざまであるこ
とは言うまでもありません。
また、「事」とは、同事の心です。
同時の心とは、自分の立場を
捨てて、相手と同じ境遇に
なって協調できる心のこと
です。
社会生活で言えば、立場が上
の者や弱者を守ることです。
たとえば、医者で言えば、患者
に対して専門家の義務を
果たしながら、患者の目線
になり治療をすることです。
これは、親が子に対して、
教師が生徒に対して、上司
が部下に対して、役人が
市民に対して、
あらゆる人間関係において
必要なことです。
もしも今、夫婦関係が停滞
気味でしっくりいかなくて
も、セックスレスでも
お互いに同時の心を実践す
るだけでもそれは改善でき
る。
「愛は事なり」といえり。