その角をまがり、階段を
のぼり、扉をあければそ
の人がすわっている。
とわかっているのに、
それが気の遠くなるよう
な道のりに思えてしまう。
されがまるで、まばたき
の間に逃げてしまうほど。
はかない時間に思える。
いとおしいものの前では、
時間や距離の感覚は
きれぎれになってしまう
んですね。
手をのばせば
さわれる近さにその人が
いて、手の中にバーボン
の香りがある。
それはきっと、この世で
いちばん短い時間かもしれない。
この記事についてブログを書く
のぼり、扉をあければそ
の人がすわっている。
とわかっているのに、
それが気の遠くなるよう
な道のりに思えてしまう。
されがまるで、まばたき
の間に逃げてしまうほど。
はかない時間に思える。
いとおしいものの前では、
時間や距離の感覚は
きれぎれになってしまう
んですね。
手をのばせば
さわれる近さにその人が
いて、手の中にバーボン
の香りがある。
それはきっと、この世で
いちばん短い時間かもしれない。
この記事についてブログを書く
からだを動かす人は、若い。
からだを動かす人は、動か
さない人より、いっぱい汗
をかく。
からだを動かす人は、太陽の
下にいる時間も、
風に吹かれている時間も、
仲間と一緒にいる時間も
長い。
犬の散歩をしながら思わ
ず駆け足になったり、
スポーツウエアーを着て
いるから、
汚れを気にせず、すぐ花
や虫や動物と仲良くなった
りする。
からだを動かす人は、子ど
ものようにくやしがり、子
どものようによろこび、
そして、子どものように
よく笑う。
からだを、ぜんぶ使って、
生きよう。
せっかく与えられたいのち
です。
いくつになっても、そう思
って暮らせたら、素敵だと
思いませんか。
春の夜に霜が降ったよ
やわらかい青い花にも
その花は枯れて死んだよ
若者が娘に惚れて
親たちの知らないうちに
こっそりと駈落ちしたよ
国々をさすらい歩き
幸せにめぐり合わずに
二人ともやつれ死んだよ
高校生の頃 口ずさんだ
ハイネの詩ですが、どこか
間違っているかもしれませ
んけど・・・・。
この娘さんと男は、決して
生命が終わったのでのでは
なく、愛がやつれて死んだ
のでしょうね。
“国々をさすらい歩き 幸せ
にめぐり合わずに・・・“
とても悲しい詩ですね。
アメリカの女性文学者が、
愛は三年で死ぬと言っています。
愛が死に、そしていつか愛情
という型に変わり、普通の男
と女になり、時という大きな
手のひらの中に包まれ、良き
夫婦で晩年を迎える。
移ろう季節をともに歩む
の二人の恋が・・・・