ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

その日から、わたしたちはいっしょに暮らし始めた

2023年05月12日 12時55分04秒 | owarai

朝がカーテンの隙間から
洩れ

横たわるきみを優しく包む


白い壁に光は遊び なんて
眠りはきみを綺麗にするんだ

今ぼくのなかを朝が通りすぎる

顔をそむけひとりで生きて来た

何も見なかった何も聞かなかっ
たそんな今までが
昔のような気がする


もう起きてるの眠そうな声
眼を薄くあけて微笑みかける


何も言わずに息を吸いこむ
ぼくは暖かい

窓の外は春


嬉しくて、涙ぐみそうになっていた。

2023年05月12日 12時15分59秒 | owarai
夢の中で、「これは夢じゃない
か」と頬をつねったこと
が、私には何度かある。

「逝きたる人」に会うことは、
それほど信じがたく、またそ
れほど遠くに感じられる存在
なのだ。

にもかかわらず夢に見るのが、
せつない。

“夢の中にはこれ夢かと
思ひをり逝きたる人に
出会ひたるとき“

もちろん、「これは夢か」には
疑問だけではなく、驚きと喜び
もふくまれている。

けれど、その驚きと喜びとは、
夢から醒めたときにはため息
に変わり二重にせつない。

夢から醒めたら次のように歌う
ほかはない。

“不意の出会ひある筈はなし
信号を幾つ超えても
空あるばかり“


ふだん着で待つことのほうがむずかしい二回着がえてもとのセーター

2023年05月12日 12時14分31秒 | owarai
冬の冷たいい風が、少しずつ
和らぎ始めた空気を含んで、
まるで銀色の霧雨のように、
音もなく、街全体に降り注
いでいた。

曖昧で、不確で、掴みどころ
がなくて、なのになぜだか、
何かを予感させる。

強くはないのに心に染み込ん
くる。

そんな陽射しに包まれて、わ
たしは歩いていった。

おそらくそのあたりで、
会えると思います。
会えると思います。
会えと思います。

耳の奥にくっきりと残って
いる。

彼の声。その余韻を楽しみ
ながら・・・・・。

『あいたくて』

2023年05月12日 08時45分58秒 | owarai
だれかに あいたくて
なにかに あいたくて
生まれてきた

そんな気がするのだけれど

それが だれかのか なになのか
あえるのは いつなのか

おつかいの とちゅうで
迷ってしまった子どもみたい
とほうに くれている

それでも 手のなかに
みえないことづけを

にぎりしめているような気が
するから

それを手わたさなくちゃ
だから

あいたくて