ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

嬉しいはずなのに、幸せなはずなのに、どうしてこんなに胸が痛いのか。

2022年11月27日 12時15分58秒 | owarai
失恋や卒業など、人生の節目
となるとき髪型を変える女性
は多い。

そしてどんな髪型をしていた
かで、その時期を思い出すこ
ともよくある。

人生上でのその地点を忘れ
ないために、髪型を変えずに
守り通す・・・・

嬉しさや楽しさではなく、
悲しさや辛さとつながって
いるような感じがする。

“自分史の忘れたくない
地点から

一度も変えていない髪型“

相手を死なせるしかない

2022年11月27日 12時14分36秒 | owarai
大恋愛を経験
して、なお無事でいられたら、
それは本当に運の良いことだ
と思う。

たとえ相手に恋人や妻子がいな
かったとしても、究極、他者を
完璧に自分のものにすることは
できないし、幸福な時は永遠に
続かない。

その欲望を成就させるには、相
手を死なせるしかない。
だから私は純粋な恋愛とは本来
すごく危険なものだと思う。

一方で、その極限を上手く伝え
られる自信はあまりない。個人
的な経験というのは共有でき
ない。恋に溺れない人からすれ
ば、たかが恋愛で、と首を傾げ
るかもしれない。


2022年11月27日 12時13分27秒 | owarai
根こそぎ自分をどこかに持って
いかれるような、心許ない感覚。
心許ないのに、それは限りなく
純粋で、石のように確かだった。
千夏ちゃん、教えて。

これって、恋なの?
わたしはこれから、どこへ向かっ
て、走っていけばいい?
次の瞬間、天井からまっすぐに、
答えが降ってきた。

「カノちゃん、想っているだけ
じゃだめだよ。想いは行為に変
えて、示さなければ、相手に
伝わらない。伝わらない想いは、
生きてる想いじゃない。
そんな想いを後生大事に抱えて
いたって、結局ミイラになって
しまうだけだよ」
千夏の声だった。

行かなくては、と、わたしは思
った。
あのひとに会いに行かなくては。
今、行かなかったら、わたしは
一生後悔する。

この列車が東京駅に着くのは
二時四十九分。
飛行機の出発時刻の一時間十
五分ほど前。
新幹線を降り発車寸前の成田
エクスプレスに飛び乗った。

成田空港の出発ロビーは、東京
駅の何倍もごった返していた。
人混みをかき分けるようにして、
チェックインカウンターの近く
まで突き進んだ。幾重にも重な
った行列。

矢のように視線を飛ばして、あ
のひとの姿をさがし求めた。
どこにいる?
まだここにいる?
お願いだから、いて。
黒いマントみたいなコート。ぶあ
つい毛布みたいな生地の。あの
コートさえ、見つけられたら―――、

見つけた!
遊牧民コート。
すらりと伸びた長い足に、ブルー
シーンズ。
あのひとは帽子をかぶり、首に
マフラーを巻いていた。遠目から
見ても、すぐにわかった。あまりに
も、すてきだったから、男っぽくて、
眩しくて、でもなんだか可愛くて。
「井上さん」

声をかけるより先に、あのひとは
わたしに気づいて、右手を上げ、
その手を下ろさないまま「おいで
おいで」と手招きしてくれた。
そばまで駆け寄っていくと、
わたしの肩を抱き寄せながら、
広げたコートの中に包に入れて
くれた。

その時、嬉しくて、きゅんと
軋(きし)んだ、わたしの躰。
「また会えたね」
と、あのひとは言った。優しい
春風のように。

息を弾ませて、わたしは問いかけた。
「驚いた?」
「驚かなかった。全然」
そう言って、あのひとは笑った。
肩を抱く手に力を込めて。
「どうして」
「絶対会えるって、わかってたから」
「ほんとに?どうして?」
「どうして?って、さっきからおん
なじことばかり言ってる」

「わかったさ。理由なんて、ないよ。
ただ、わかっただけ」
どうして、そんなことが、わかるの。
また「どうして」と言いそうになって、
その言葉を押し止め、代わりに深呼吸
をひとつ、した。

「よかった。間に合って」
あのひとは大きく頷いていた。
「決まってたんだよ」
そのあとに、続けた。力強く、押し
寄せる波のように。
「間に合うに決まってる。ここで
会えるって、最初から決まってたん
だから」

『お持たせ』

2022年11月27日 12時09分05秒 | owarai
【お客さまからのお土産を
すぐ出すときに】
お客さまからいただいたお
土産を、その場ですぐに出すとき
は気をつかうものです。

せっかくいただいたものですから、
お出しして一緒に食べるのは決して
悪いことではありません。しかし、
何も言わず当然のようにお出しす
るのは失礼にあたります。

では、どのような言葉を添えれば
よいのでしょうか?

自分で用意したものを出すときの
ように、「お粗末ですが・・・・」
というのは、もちろん厳禁。
お客さまからいただきものですか
ら、それに敬意を払った表現をし
なければなりません。

こうしたケースでは、「いただき
もので恐縮ですが」と言ったりも
しますが、最もふさわしいのは
「お待たせ」という言葉でしょう。

これは「お待たせもの」を略した
言葉。お客さまが持っていらした
お土産や贈り物を表す「持たせ」
に、丁寧語の「お」をつけた言葉
とされます。

「お待たせで恐縮ですが」「お待
たせで失礼いたします」という
ひと言を添えてお出しすれば、
失礼になりせん。


英雄とはなにか

2022年11月27日 12時05分46秒 | owarai
司馬遼太郎『国盗り物語』
の斉藤道三(美濃一国の城主)。

「国主になりたいものだ」
と乞食がつぶやいた。
ひとがきけば狂人とおもう
だろう。

が、乞食は大まじめである。
事実、この夜のつぶやきは、
日本史が永久に記憶しなけ
ればならなくなった。

「草の種ならば、種によって
菊にもなれば、雑草にもなる。
が、人間はひとつの種だ。
望んでのぞめぬことはある
まい」
司馬遼太郎『国盗り物語』

ソフトバンクの孫正義氏が
学生時代、日本マグドナルド
創業者の藤田田氏に熱烈に
アピールし指導を受け渡米し
事業をするきっかけとなった。

そのときの正義氏の口癖が、
“俺は日本一の豆腐屋になる”
と、
豆腐を数える単位一丁と一兆円
をもじり公言実行した。

恋歌

2022年11月26日 12時22分12秒 | owarai
男女の恋愛に関する和歌や詩。
恋心の切なさをよんだ歌。

あかねさす紫野行き
 野守は見ずや君が袖振る

      額田王
(紫草の植えてある野や、立ち入り
禁止の野を、あちらこちらへと行っ
て私に袖を振って合図するあなたの
姿を、野の番人は見とがめないでし
ょうか)

紫草のにほへる妹を憎くあらば
 人妻ゆえにわれ恋ひめやも
      大海人皇子
(紫草のように美しいあなたを、
私が憎く思っているとしたら、
あなたが人妻であるのに、どう
して私が恋するでしょうか)

「読みごたえ」ある人生のつづり方

2022年11月26日 12時18分33秒 | owarai
人間は誰でも、いくつも欠点
を持っているし、コンプレッ
クスも悩みもある。

自分には才能や感受性がない
からとあきらめるのではなく、

心をきちんと持って肥料をや
って育てていければどんどん
成長していくものである。

生まれつきの才能はもちろん
あるだろうけれども、そういう
ものは放っておけばなくなる。

才能ある人でも、心をかけて
自分を一生懸命に磨き上げる
からこそ、いい仕事を残す
のである。

さして才能がないから自分は
駄目だと放り出すよりも、自
分を大事にして心を持ち続け
ることが大切であると作家の
辻邦生さんは語る。

本を書くにしても、人はたい
へんなことと思うかかもしれ
ませんが、人より少し早く
起きて、

出かけるまでに五ページなり
十ページを書くだけでいい。
ただ毎日続けていると、ある
日気がつくと何百ページに
なっているだけのことです。

毎日やることだけきちんと
やっていれば、自然と仕事
はでき上がっていきます。

これは何でも同じで、「~
がない」と嘆いたりする
ことなく、毎日きちんと

心に決めたことをじっと
やり続ければ成果は自然
とついてきます。

2022年11月26日 12時16分21秒 | owarai
東京へ向かう新幹線の中で、わた
しは思い出していた。
佳代子と過ごした、昨夜の出来事。

居酒屋風のお店で晩ごはんを食べ
たあと、「静かなところで、お酒
が飲みたい」と、言ったのは佳
代子だった。
佳代子は高校時代からの友人。

「知っているお店があるの」
佳代子が連れていってくれたの
は、祇園の街中の、細長いビル
の最最上階にあるピアノバー。
「ここ、学ぶさんと来たお店」
席に着くと、そう言って、佳
代子はふんわりと微笑んだ。

細身の躰を黒いニットのワン
ピースに包んで、胸もとには、
深紅の薔薇を象ったブローチ。
いつのまに、こんなに大人っぽ
くなったのか、心をかき乱され
ような笑顔だった。

「すてきなお店。さすがは、
学さんね」

学ぶさんというのは、佳代子が
三回生の頃からつき合っている
人。知り合ったときは、大阪に
単身赴任をしているビジネス
マンだったが、今年の春から、
奥さんと子どものいる東京に
戻ることになった。

「パリジャン、お願いします」
注文を聞きにきたバーテンダー
にわたしが告げると、佳代子は
間を置かずに続けた。
「三人分、作ってくださいますか」
パリジャンというのは、わたしたち
のお気に入りのカクテルで、ジンを
ベースにしたルビー色の飲み物。

ふたりで飲む時にはまずパリジャン
を頼み、そのあとはジントニック
やジンフイーズを頼んで、最後は
ドラマティーニでしめくくる。
三つのカクテルが届けられると、
わたしたちは乾杯した。

「カノちゃんの京都最後の夜に」
「ふたりの就職のお祝いに」
そう言いながら、それぞれのグラスを
取り上げ、カウンターの上に置かれた
ままのグラスに合わせる。
「千夏ちゃんに、乾杯」
それがわたしたちの、いつものやり
方だった。

千夏は二年前に亡くなった、わたし
たちの親友、膠原病(こうげんびょう)
という難病を抱えていながら、三人の
中では一番前向きで底抜けに明るく、
最後まで勇敢だった。

パリジャンを飲みながら、わたした
ちはひとしきりに、とりとめのない
話しに花を咲かせた。

前の日に、書店で出会ったあのひと
のことは、すでに居酒屋で話して
あった。
「ねえ、佳代ちゃん。何かほかに、
話しがあるんじゃないの」
さり気なく、尋ねてみた。

「学さんとは、うまくいってるの」
わたしの方から切り出してみた。
今夜はまだ一度も、彼女の口から
最近のふたりの話しがない。

佳代子は言った。
「うまくいってる・・・・・はず
ないよ。だって不倫だもん。不倫
してる人って、みんなおんなじこ
と、思ってるんだよね。これは
不倫なんかじゃない。恋愛なんだ
って。好きになった人に、たまた
ま奥さんがいただけよって、

でもそんなの、気休めに過ぎない。
空しい自己憐憫(れんびん)に
過ぎない。不倫はどこまでいって
も、やっぱり不倫でしかないの」
妙に明るい口調。それが佳代子の
哀しみを、いっそ際立たせている。

生まれた時から持っている、誰から
も愛されるよい面を、生まれた時
にすべての人が例外もなく持って
いる、澄みきった、愛(うつく)
しい心を、損なうことになって
も、失うことになっても、それを
承知で、佳代子みたいな聡明な
女の子が、不毛な恋に踏み込んで
いくのは、なぜ。

※自己憐憫
不幸を引き寄せることを知って、強い
意志を持つ。

この記事についてブログを書く

バーにやって来て、ちっとも 酔えないお酒を飲んでいる。

2022年11月26日 12時10分33秒 | owarai
「お願いします。うんと強いのを」
と頼んでみた。
「さ、できたよ。どうぞ、召し上がれ」
数分後、目の前に差し出されたのは、
いちごとミントの小枝で飾られた、
メキシカンガラスのゴブレット。

「可愛い!」
思わず、感嘆のため息がもれた。
ひと口飲んだあと、そのため息は
甘くなった。甘酸っぱくてせつない、
昔懐かしい味を彷彿させている。

ああ、この味は、いつかどこかで
味わった、何かの味にそっくりだ。
でも、なんの味なのか、うまく思い
出せない。

ストローで少しずつ、少しずつ、
吸い上げながら、味わってみる。
頭の芯が溶け出して、気持ちの編み
目がほどけてゆくのがわかる。

楽園は、近い。わたしのすぐそばに
ある。この胸のなかにある。この皮
膚の表面に宿っている。彼に触れた
い。触れられたいと願っている。

この指先に。
そこまで思った時、思い出した。
よみがえった。このカクテルの
味は、彼と交わした口づけの味だ。
この記事についてブログを書く

“慢性的「不幸」にいちばんのクスリ”

2022年11月26日 12時07分52秒 | owarai
劣等感の研究で有名な精神分
析医、アルフレッド・アード
ラー博士は、憂鬱性の患者に
いつもこう言ったそうです。

「この処方通りにしたら、き
っと二週間で全快しますよ。
いいですか、どうしたら他人
を喜ばすことができるかと

いうことを、毎日考えてみる
ことです。不幸に陥る人は、
自分のことだけを考えている
人です」

人間の常として、嫌なことや
つらいことを嫌います。

避けようとすればするほど、
地獄の責め苦は二倍にも三
倍にもなってはね返ってきて、
ますます苦しいものになる。

白隠(はくいん)禅師は
「南無地獄大菩薩」と言い
ました。地獄から逃げずに
一身を任せれば、おのずと
道は開けてくるという意味
です。

最澄は「忘己利他(もうこ
りた)」を説きました。
人を愛し、思いやり、笑顔を
向け、労りの言葉をかけるこ
とによって、

相手を幸せにするだけでな
く自分もまた幸せになること
ができるのです。

今の世の中、自分のことだけ
しか考えない人が多くなって
きましたが、それだけ自分自
身を不幸な気持ちにしている

のです。


恋 

2022年11月25日 12時38分19秒 | owarai
いつのまにか、夜中の二時近くに
なっていた。
「じゃあそろそろ」
と、言ったのは、わたしだった。

あのひとからそう言われるより
先に、自分で言ってしまった方
が、踏ん切りがつけられると
と思って。

だけど、言ってしまってから、
後悔した。
「そろそろ」のあとに、うまく
言葉が続かなかった。本当は
このままずっと、しゃべって
いたい。朝まで話しを聞いて
いたい。

つながっていたい。そんな気
持ちが波のように、寄せては
返していた。

「信じられないくらい、長話し
ちゃたね。もう眠いでしょ?
そろそろラップアップしなきゃ」

「ラップアップ?」
「電話、なかなか切れない時って
あるでしょ。電話を切る、終わらせ
る、やめる。どれも言いにくいし、
言いたくないし、そういう時、こ
の英語が便利なんだよね

包んでしまいましょうって」
爽やかな、あのひとの声。
絶望的な、わたしの気持ち。

「向こうに着いて落ち着いたら、
必ずメールを送ります。
お元気で。今夜の電話、ほんとう
にサンキュ。じゃ、ひとまず
さようなら」

一点の曇りない声であのひとそう
言い、受話器は置かれた。

その瞬間わたしは、真夜中の片す
みに取り残された、ひとりぼっちの
深海魚になった。

『あなたに会いたい』

2022年11月25日 12時33分31秒 | owarai
忘れな草が咲いていた
道に線を引いて
その上を歩いた
どこまでも
道が途切れるまで

見上げると青い空だった

君がいた頃は
なにもわからなかった
本当に
何にも

どんなに君を好きだったかも
人との関係も
大切なことも

失ってはじめて気づいいた
けど
今だってたぶん
まだまだ霧の中だ

遠く過ぎないとわからない
なんて
どうすればいいんだ

ひとつだけわかったこと
胸に深く刻んだことは
大事にすること
とにかく
大事にすること
好きなものはどんな時でも
ただ馬鹿みたいに大事にすること

ショート小説

2022年11月25日 12時31分45秒 | owarai
気が済むまで泣いたあと、ふと
思い立って、パソコンを立ち上
げた。

紹介されたホームページにアクセス
してみた。ふらっと立ち寄ってみた、
いくつかの貼られていたリンク。

その中のひとつに、わたしの目は
釘づけになった。
『こちら黒いウサギの絵本館』。
睫毛にくっついていた涙の塊まりを、
指で拭い取ってから、細かい文字を
もう一度、見た。

間違いない。そこには確かに
「黒いウサギ」という文字が並ん
でいた。

クリックしようとして、マウスに
伸ばした指がふるえた。思いが
交錯した。入り乱れた。光と影の
ように。幻と現(うつつ)のように。

あなたは、誰?
会いたくて、会いたくてたまらない、
なのに、会えない―――
わたしの、愛しい人。

「行ってきます」と言って、わたしの
前から旅立ったあと、それきり、
戻ってきてはくれない―――

クロウサギさん、あなたは今、どこに
いる?
もしかしたら、あなたは「あな
た」なの?
黒ウサギさん、あなたは、わたし
のクロウサギさん?

あり得ない。
人違いに、決まっている。
絶望すると、わかっている。
それでも、どんな小さな可能性
にも、今はすがりつきたい。

会いたい。会いたい。会いたい。
胸の中に、ずっと閉じ込めてきた
はずの恋が、激しく波打っている
のがわかった。

「さよなら」

2022年11月25日 12時29分56秒 | owarai
魚にもシュンの季節がある
ように、「さよなら」にも
シュンの時期がある。

目の赤くなってしまった
「さよなら」や、鮮度の
落ちた「さよなら」、加工
されたり、冷凍保存された
「さよなら」は喜ばれない。

機を見て、グットタイミン
グで言われた「さよなら」
だけが、

二人に楽しい思い出を分け
てくれるのである。