ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

唇の上で結ばれあうもの

2022年11月22日 11時58分52秒 | owarai
ひとつの愛がはじまるのも
終わるのも、ひとびとの唇
の上である、

口は人体のなかで、もっと
も危険な箇所の一だ。

放っておくと口からどんどん
悪魔が入りこんでくるので、
魔除けをしなければならない。

そこで、唇のまわりに悪魔の
一番きらいな色である、赤を
塗った。それが口紅のはじま
りなんだそうだ。

そこでぼくは言いたいことが
ある。それは、口紅をつけた
きみに惹きつけられるほくは、
悪魔ではない、ということだ。

口紅をつけない素顔のきみが
素敵だよ、などと言う男友だ
ちがいたら、これも要注意だ。

なにしろ、きみのまわりから
赤い色をとり除かせようとす
るのは、みんな悪魔のまわし
者なんだ。

生まれたばかりの子は、天使
に守られていて、手が出せな
い。だから「赤ちゃん」と
呼ばれているのである。

『バスルームの中』

2022年11月22日 11時56分34秒 | owarai
たった一人の夜のバスルーム。
読みかけの本や飲み物を持ち
込んでバスタブに身を沈める。

夜更けのバスルームは、朝、歯
を磨き、顔を洗う空間とも、昼、
洗濯をし、化粧を直す空間とも
異質のものだ。

“日常”の中にありながら、“生
活”とはかけ離れている。

夫以外の男と午前零時に重ねる
グラスの氷のように、溶け合い
そうでとけないコップの中の時間。

捕らえどころのない不安と、掴み
どころのない安らぎがごっちゃに
なって・・・。

そのうち頬は上気し、動悸が激し
くなり、要するに、のぼせたのだ。
扉を開ける。

廊下を挟んで、寝室と居間が見通
せる。あれ、そこからは急に別次
元の世界に迷い込んだような気が
した。

生活という昼がうずくまり、夜が
横たわっている。

「殺しのドレス」という映画の冒
頭。アンジィ・ディキンスンが、
湯気で曇ったガラス張りのシャワ
ールームで、隣室の男に微笑む
シーンがあった。もうもうと立ち
込める湯気のおかげで、女の体は

妙に実在感がなく、そのくせ、毛
穴のひとつひとつまで開いている
のが分かるほど、生々しかった。

まさにサスペンスの始まりに相応
しい、ミステリアスな場面だった、

などということを何の脈絡もなく
思い出したりして・・・・・。

汝の名は~。

2022年11月21日 12時02分10秒 | owarai
日本の大衆車は、たとえば
八年落ちだと、もう価格が
タダどうぜん。

ところが、フェラーリはなんか
は百年落ちが百一年落ちに
なっても、価格がさがらない。

人間も同じ、
年とって、単なる中古車になるか、
クラシックカーになるかで、
致命的に価値が分かれていく。

オヤジだけじゃない、
オバサンだって、
25歳すぎりゃ同じだよ。
「単なるくたびれた中古車」に
なって値落ちするより、
「素晴らしいクラシックカー」に
なって、

いぶし銀のごとき人間的魅力を
発散したいモノではないか!

ただ、燃費がなぁ~。

輝き

2022年11月21日 11時53分39秒 | owarai
“落としたるガラス器床に砕け散り
失いしものの輝きを見す“

砕け散ったガラスは、もう役に立つ
「器」ではない。しかしその破片の、
キラキラと、なんと美しいことか。

器であった時に見えなかった輝き。

それは、内側に秘められていた
輝きなのか、あるいは、壊れた
からこそ感じられる輝きなのか。

人間は、生きていく途中で、何度
も何度も大切な器を落として、割
ってしまう。

友情の器、恋愛の器、信頼の器・・
・・・・。失ってしまってから
気づいても、もうとり返しのつ
かない輝きは、

私たちの胸をせつなく痛ませる。
まるでガラスの破片が、突き刺
さるように。

「耳を澄ませば今も聞こえてくる、彼が口づさんでいた歌」

2022年11月21日 11時48分47秒 | owarai
あまりにも好きで
その気持ちを
持ちこたえるのがつらかった

あまりにも好きだと
何も望めないんだね

あまりにも好きで
いっそ嫌いになりたかった
知らないままでいたかった

知らない頃には
もどれないけど

ずっと好きで
今も好きで

この好きは
何も望まないから
たぶん強く
守られる

「ひと房のぶどう」

2022年11月20日 16時55分58秒 | owarai
果物屋の店先には かならず傷の
ついたリンゴがまじっています
同じ一房の葡萄のなかにも 一粒
か二粒の傷んだものがかならずあ


人生も同じことです

同じ日に同じ町で生まれても
すべて順調にいく人と 何をやって
もうまくいかない人とがある

ここにおさめた傷ついた果実たちを
運がわるかったと言うのは 当たって
いないでしょう

彼女たちは より深く人生を見つめ
その裏側にあるものまで見てしまった
のです

そして
そんな詩を見る人こそ
ほんとの友だちになれる人なのでは
なかろうか

「それは何のためになるのですか」

2022年11月20日 16時54分26秒 | owarai
『つまるところ、それは何の
ためになるのですか?』
目的をかなえる手段として
修行するのではない。
自分が生きる意味に決着して
いないのに、人に生死の解決
を教えることはできない
  鈴木正三/江戸時代禅僧

この言葉は、「今の人は、仏法
は修行して悟らなければなら
ないと思っているようだが、
そうではない。仏法というもの
は修行して悟るものではない。

今をどう生きるかがそのまま
仏法の修行であり、それ自体
が悟りなのである」という
意味です。

修行とは「誰かのためにやる」
なんて恰好のいいものではなく、
今ここをどう生きるかである。

「修行」を「仕事」、「悟り」を
「信用やお金」と置き換えても
よいでしょう。
仕事でも「認められたい」とか
「儲けたい」という打算がある
と、なかなかうまくいきません。

鈴木正三は、「仕事をして儲か
らなければ、仕事をする必要
がないじゃないかと思ってい
るようだか、そうではない。

信用を得たり、儲けるから仕事
の意味があるのではなく、
ただひたすら仕事をすること
自体に仕事をする意味がある」
と言っているのです。

静かに傷ついていた

2022年11月20日 16時52分37秒 | owarai
生きることは「出会うこと」
です。
それをおそれて一体何がは
じまるというのでしょう。

旅をしてみる、新しい歌を
おぼえてみる、ちょっと風
変わりなドレスを着てみる、
気に入った男の子とキスして
みる、寝てみる、

失恋もしてみる、詩も書いて
みる―― 

一つ一つを大げさに考えすぎ
ず、しかし、一つ一つを粗末
にしずぎないことです。

「恋心」

2022年11月20日 12時06分45秒 | owarai
思いこんではいけない
思いすぎてはいけないと
何度も自分に言いきかせた

愛は強くひきつけてしまう
その人のもとへと

起きているあいだじゅう考えて
起きる素材が底をついたら
妄想が始まる

思い込んではいけない
思いすぎてはいけない
愛が心の中で
愛の心の中で
妄想を生んでしまうから

『わたしなしでも平気?』

2022年11月20日 12時04分31秒 | owarai
「お客様、大丈夫ですか?」
すぐ近くで物音がしたような
気配がして、あなたははっと
我に返る。

「はい?」
問い返したあなたの真正面に
立って、あなたを見つめている
バーテンダーのまなざしにぶつ
かる。が、その目は微妙にぶれ
て、ふたつではなくて四つ、あ
るように見える。おかしい。突
然、乱視になってしまったのか。

あなたはあわてて目をこする。
「少し、お具合が悪そうにお
見受けしましたの・・・・」
「あ、いえ、そんなことない
です、大丈夫です」
強いカクテルのせいなのか、ほ
んのつかのま、カウンターの上
に両肘をついたまま、片足だけ、
夢の世界に引きずりこまれてい
たようだ。

それにしても、気持ちのいい夢
だった。いつまでも見ていたい、
永遠に醒めたくないと思えるよう
な。夢のなかで、ふたりはベット
のなかにいて、彼はあなたに囁い
ていた。

あなたの体を優しく抱きしめて、
「妻にきみのことを打ち明けた」
と。何もかも話したよ。別れる
つもりだ。俺にはもう、きみしか
いない・・・・・。

腕時計を見ると、午後七時を
三十分以上、回っていた。
「同じものを、もう一杯」
あなたは注文する。バーテンダー
の背中に向かって、ため息をつく。
彼はまだやって来ない。どこからも、
姿を見せない。エレベーターの扉は
さっきから何度も、開いたり、閉ま
ったりしている。が。彼は乗って
いない。

あなたは気づく。やっとのことで、
悟る。今夜、彼は来ないのかもし
れない。いや、来ない。来ないに決
まっている。今日の約束は、あの
約束だったのだ。

あの約束――――

いつだったか、このバーのちょうど
真下にあるはずのベットの上で、
交わした指切り。

「いつものように待ち合わせをして、
仮にどちらか現れなかったら、それを
『別れ』のメッセージにしよう。
きれいさっぱり、あと腐れなく、
別れよう」
ついさっき見た、気持ちのいい夢が
一瞬にして、悪魔にすり替わる。

夢のなかで、誰かの体を抱きしめて
いるのは夫だ。夫は恋人の耳に囁い
てる。
「妻にきみのことを打ち明けた。何
もかも話した。別れるつもりだ。
俺にはもう、きみしかいない・・・・」

まぶたをこすっても、こすっても、
あなたの目にはすべて二重に映って
いる。

「五つのアカン」

2022年11月20日 12時00分46秒 | owarai
『人の上に立つ人に五つのアカン』
江戸時代の船頭、高田屋嘉兵
衛は、船を探る極意を、「無用
の我を捨て、己が船になれ、風
になれ、潮になれ」と言っている。

これは、人と人との世界にも
通じることです。

また、「幹部は、山であるな、谷
であれ」という、どなたかの言
葉にも通じることです。

また、「幹部は、山であるな、
谷であれ」という、どなたの
言葉が脳裏にあります。

私たちは、ともすれば自分を
優位に考え、一方的に話すだ
けで相手の声に耳を傾けなく
なりがちです。

しかし、自分を谷して、虚心
に相手の声を聴くと、文殊の、
もしくはそれ以上の知恵が流
れ込んできます。

それは、相手を立て、相手よ
りも自分を低いところにおい
て、はじめてできることです。

近鉄の元鈴木監督がある講演
会で、次の五つの「アカン」
を肝に銘じて頑張りますと

言っていたが、どんな立場
の人にも通用することである。

①人の話は聞かなアカン

②判断は的確にせなアカン

③心理学者にならアカン

④根気よく指導せなアカン

⑤よく気がつかなアカン