余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

抱擁、あるいはライスに塩を

2020-10-13 15:20:52 | マイブック(あ)
「抱擁、あるいはライスに塩を」
      江國香織 著

東京の広壮な洋館に住む家族の
それぞれの視点からの語らい。
時代もそれぞれに場面は移ろい、
愛憎は見目麗しく品性をまとっている。
時の進むことと恋し愛しの感情の揺れていく趣き。
生きて愛して、
それぞれの呼吸をやわらかくつつむ。

互いにだけに伝わることば、
”ライスに塩を” ぼくらにもふりまかれる。
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魅入られた

2020-10-13 10:49:09 | みじかいとき(短歌)
魅入られた
藪の底の
蛇の舌
くらんだ目眩
上昇の温度
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