余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

悲しみが

2022-03-17 22:12:22 | 十五の詩
悲しみが
いきなり身体を包む
大きすぎる悲しみが
闇にまざって覆う
それは決まって夜に来る
夜なんてこわくないやい
こわさではない
悲しい
ただ悲しい
悲しみを突き抜けて周りがなくなる
静まり返った中で音が響く
圧倒される閉じた空間が
せばまったりひろがったり
どうしようもない悲しみは
世界から孤立させる
昼が夜に取って代わる
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