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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

光媒の花

2021-11-26 23:56:17 | マイブック(ま)
「光媒の花」
      道尾秀介 著

物語はつながり離れて。
残酷が入り混じる異世界。
異世界のなかの現実。
境界線は曖昧模糊に彩られている。
優しさは残酷として育てられていくようで、
それに合わせ、物語もつなぎ目が綻んでくる。
綻んできたところが裂け目として、
扉を開けさせる。ほんのすこしの光を見せて。
蝶は同じ道を辿るという。

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