余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

くびれた詩人

2021-04-13 00:20:04 | 雪の島の詩
行く通りもの言葉を並べて
語る愛

幾つもの文字から幾つもの言葉を選び
幾つもの言葉から幾つもの文章を作り
幾つもの文章から幾つもの世界観を紡ぎ
幾つものくすぶりから幾つもの詩が生まれる

想像  あり方が時代の風に運ばれて
    好奇心によって育まれる

実体験 貫き通した行動は完熟しては腐り落ち
    身に付いている体験は個人である

自然  日は昇り また沈み
    雄大な厳粛な大地の偉大さ儚さ
    光の移ろうきらびやかな水
    触れられながら緑 褐色のざわめき
    触れられながら大気の遠さ
    そしてまた夜

人間愛 多くを語り 自らを見詰め
    意味を学び 真実を探求し
    家族の生活 出会い別れ
    人としての多くを知る
まるで違う価値観だとしても
それは一つの愛かもしれない

くびれた詩人は言の葉を頼りに形を綴っていく
目鼻口耳触
五感を形として
かろやく指が自然と動き出す

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 繊細に | トップ | 芸術 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雪の島の詩」カテゴリの最新記事