余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

夢見る帝国図書館

2022-06-07 22:40:25 | マイブック(な)
「夢見る帝国図書館」
      中島京子 著

建物は夢を見る。
建物も夢を見る。
帝国図書館の成り立ちを主軸に、
作家のわたしと出会う人々と共に、
あいだには歴史が語る。
なにより喜和子さんが素敵だ。
頭陀袋めいたスカートをはく喜和子さん。
ずらりと並んだ書に足繫くかよう。
書を購入し、読み、あるいは図書館で。
想像し、創造して書いてみたり。。
物語の普遍性と多様性から辿れば幹の不変を、
永遠という幻が手のひらで溶けていく。
優しさは夢を見る。

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