余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

なく夜空

2022-09-20 00:19:13 | 水声の詩
ないていく
枯れることなく零れていく
アルコールランプが揺れている
雷がなる
1、2、3、4
間をおいて
5、6、7、8
よくなく夜空
四分割の今は冬
はなれていく
手はあの時分を掴もうとする
記憶が蘇る
ふるえる子猫をそっと抱き寄せて
音が響く
しんとなる夜になる耳
けむる美女
眠っていた
変貌する舞踊
美はそこに集中する
一つ一つの物語がつながっていく
眠れる喜びを憧れとなる
爪を研ぎ澄ませ
そこに音が溢れだす

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