ポイントをためたり、さまざまなお得情報を駆使するのをセコロジーというらしい。
エコロジーをもじった森永卓郎さんの造語らしいが、無限にお金のある人は別として、限られたお金は、効果的に使った方がいいに決まっている。
私は、それほど、京都のお得情報に明るいわけではないが、なぜ、観光客の人がもっと利用しないのだろう、と不思議に思うものの1つに、イノダコーヒーのコーヒー・チケットがある。
最近はどこの喫茶店でもコーヒー・チケットというのを用意しているが、イノダコーヒーの場合、
①10枚分の代金で、正規のチケット10枚に、オマケのチケット2枚がついていて、合計12枚(12杯)のチケットがもらえる(→11枚という喫茶店が多い)
②このチケットはドリンクだけでなく、サンドウィッチなどの軽食にも使える(→コーヒー・チケットはドリンク類にしか使えない喫茶店がほとんど)
③チケットはコーヒー豆などの製品にも使える(→ただし、ゴム印の押してあるオマケの2枚のチケットは、製品の購入には使えない。だから、イノダでは、オマケのチケットの2枚は、ドリンクや軽食の会計に優先的に充当していく、のがポイント)
といった特徴があり、汎用性がある(用途がかなり広い)。
観光客の場合、次回、京都に来るのはいつになるか、分からない、という意識があって、オトクと分かっていても、コーヒー・チケットを購入する、という発想になかなかならないものだ。
しかし、イノダコーヒーのコーヒーは一杯490円、10杯分の代金(4900円)で、コーヒーを飲むだけでなく、12枚(5880円)分の食事やコーヒー豆などの買い物もできる、というのだから、チケットが残る、という心配はあまりない。
イノダで朝食をとる場合、定番は「京の朝食」だが、一人1050円。
おみやげ用の、300グラムのアルミパックが一個1380円。
たとえば、夫婦二人で「京の朝食」をいただき、アルミパックを3袋買うと、合計で6240円になる。
現金なら文字通り6240円必要になるが、まず、コーヒー・チケットを4900円で買い、もらった12枚のチケットを使うと、5880円としてカウントしてくれるから、差額の現金払いは360円ですむ。
すなわち、実際の現金支払いは、合計5260円(当初のチケット購入代金4900円プラス差額支払分360円)ですむことになり、全額を現金で支払う場合に比べ、980円(要するに、チケット2枚分、即ち、コーヒー2杯分)オトク、ということになる。
要するに、上記②や③の特徴があるから、チケットを次回まで残さなくてすむのだが、これは観光客にとっては実にありがたい、観光客にやさしいシステム、といえる。
京都でも、他の喫茶店なら、こうはいかない。
(この制度いつまでこのままか分からないが)
京都に行く際イノダコーヒーに寄る計画の方は、是非検討されては?
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