◇
( kindle版あり )
◇
「 景色にまぎれた不自然な段差、小さな抜け道。
かすかな違和感に導かれ、
古地図を広げて
一九世紀のガイドブックや文学作品を繙けば、
モーパッサン、ランボー、ゾラが暮らした
時代の空気がみるみる立ち上る!
当時の風習や世相までをも、
ユーモラスな視点で活写。
中世から一九世紀を自在に飛び回る旅へ、
中世・ルネッサンス研究の泰斗が貴方を誘う。
(一部抜粋)
本書は、パリの街角のさりげない光景のなかに、
この都市の記憶を、
あるいはこういってよければ、
パリという馥郁(ふくいく)たる香りの
酒瓶の底に沈んだ澱のようなもの
をたどろうとした試みである。
「神々は細部に宿れり」をモットーにして、
半ば意識的に、
モニュメントとはいいがたい
些細な「モノ」をめぐるささやかなる
探偵紀行を展開してみた。――「プロローグ」より
目次
プロローグ
1章 三つの壁、三つの時代・
1 中世に飛ぶ
2 古地図のなかのパリ
3 入市税関の時代
●コラム『タブロー・ド・パリ』
2章 パサージュを渡り歩く
「昔の香りただようショワズール小路よ」/ヴァリエテ座の楽屋口
/パサージュ対ギャルリー/ジュフロワ小路からヴェルドー小路へ
/「ソルボンヌ小路」を発見!/セピア色のパサージュ●コラム『ナナ』
3章 昔のガイドブックから
1 『パリ= ディアマン』一八六七年版 ●コラム『居酒屋』
2 局留め便、ひとむかし前のメール ●コラム『肉体の悪魔』
3 写真館の時代
「小さな肖像」/ランボーを撮った写真家/「立体写真」ブーム
4章 まぼろしの公衆トイレを求めて
5章 記憶の場としてのマルヌ川
1 『居酒屋』の時空間
2 マルヌ川の岸辺で思うこと
3 思いがけず廃線歩き
6章 印象派の散歩道
学術文庫版付録「青春のカルチエ・ラタン」
あとがき 」(内容)
◇
( kindle版あり )
(インスタグラム版「老後は京都で」は→コチラ)
◇
◇
◇
Hanako(ハナコ) 誌の 10月号で
ブルックリンから
京都へ移り住んだ
エッセイストの仁平綾さんが、
(ニューヨークや
ブルックリンとの比較で)
京都の魅力について
語っている。
◇
仁平さんによると、
スモールビジネス(個人商店)
が町じゅうに満ち溢れている、、、
それを発見して
街を歩く楽しみがある、、、
という点で、
京都はブルックリンと
似ているのだとか。
◇
下は、その仁平綾さんの、
「ニューヨークでしたい100のこと」。
◇
( kindle版あり )
◇
◇
「 ニューヨーク在住歴7年の中で、
見たもの、食べたもの、感動したもの、驚いたもの、
いまいちだったもの、
お金を返してほしいとすら思ったものなど、
それはもう山のようにあるのだけれど、
心にグッと刺さったものは、案外限られていたりします。
味、インテリア、サービスの全方位から
ぐいぐい迫る星付きレストラン、
心のなかで「かわいい」を連呼してしまう老舗ドーナツ店、
たった一度訪れたきりだけれど、
感性に稲妻が走った小さなミュージアム、
いつも物欲を揺さぶられるヴィンテージショップ……。
これまで7年間の暮らしと記憶を振り返り、
「やはりここは! 」と思う
100のスポットや体験を1冊にまとめました。
はじめましてニューヨークなビギナーさんも、
地下鉄の路線図が頭にインプットされているリピーターさんも、
この本を通して「新しいニューヨーク」
に出合ってもらえたらうれしいです。
(著者「はじめに」より)
----------
CHAPTER 1 ニューヨークの日常にふれる
1 パブリックアートから芸術の力を感じる
2 壁に描かれたストリートアートを仰ぎ見る
3 地下鉄のタイル壁画を観賞する
4 ニューヨーカーと肩を並べジョギングする
5 緑のオアシスを屋上から眼下に見る
6 ヴィンテージの回転木馬を眺めて、乗って、楽しむ
7 ビルの谷間にある小さなオアシスを訪れる
8 芝生でのんびりしながら対岸のマンハッタンを眺める
9 失われた命を悼み、祈りをささげる
10 移民の部屋と暮らしをガイドツアーで巡る
11 ブルックリンから女神の姿を近くに感じる
12 フェリーに乗って横顔をちらりと拝む
13 ヴィンテージのいいものと出合う
14 猫がロビーで出迎えるホテルに滞在する
15 本の上に鎮座するアイドル猫の姿を目撃する
16 味なおみやげを駅ナカで調達する
17 リニューアルした公設市場で美味を探す
18 “商業の大聖堂"に圧倒される
19 街のあちこちにある不思議建物と向かいあう
CHAPTER 2 ニューヨークを味わいつくす
20 老舗ベーカリーの巨大サンドイッチに挑む
21 野菜たっぷりのミドルイースタンを味わう
22 行列ができる店のピザスライスにかぶりつく
23 絶品ベーグルを求めてブルックリンへ出かける
24 パスタにスイーツ、イタリアの味を満喫する
25 ホテルのダイニングで独創的な味に出合う
26 伝説のビストロでフレンチなひと皿に歓喜する
27 メキシコみたいな空間でタコスを食べ比べる
28 週末のブラッスリーでフランス料理に目移りする
29 ひと皿ひと皿に、地中海料理のエッセンスを感じる
30 分厚い骨付きステーキに食らいつく
31 新世紀のメキシコ料理を賞味する
32 スモークサーモンにベーグル、ユダヤ料理の真髄を知る
33 ハイエンドなホテルでバーガーショップに出くわす
34 駅にある秘密のバーで酔いしれる
35 驚きに満ちたコース料理から世界一の実力を思い知る
36 ミッドセンチュリーな匂いと気分に浸る
37 ニューヨークでウィーンを感じる
38 アフタヌーンティーで贅沢なひと時を過ごす
39 シックなインテリアで至福の時間を迎える
40 ニューヨークチーズケーキでしあわせな心地になる
41 ドーナッツをあれこれ味わい比べる
42 甘いだけじゃないスイーツの奥深さを知る
43 話題のクロフィン その正体を突き止める
44 シリアルの香ばしい食感に夢中になる
45 22階の高さから大都会を見下ろす
46 ブルックリンならではのパノラマに息をのむ
47 カルト的人気のベジバーガーを食す
48 肉ゼロのメキシカンで満腹になる
49 昔ながらの軽食堂でアメリカらしい味に喜ぶ
50 ギンガムチェックのテーブルクロスにときめく
51 半世紀以上愛されてきたドーナッツにかじりつく
52 イタリア料理の食卓をにぎやかに囲む
53 クラフトビールの聖地でグラスを傾ける
54 サステナブルな新アメリカ料理を知る
55 ブルックリンで噂の味を手軽に試してみる
56 多国籍な料理と壮大な眺めを享受する
CHAPTER 3 “とっておき"を手に入れる
57 活版印刷のカードにわくわくする
58 レトロな紙ものを買い求める
59 感性で文房具を選んでみる
60 書店のオリジナルをおみやげにする
61 自分にぴったりのポーチにめぐり合う
62 パーティーグッズに心躍らせる
63 デザイナーの世界観にうっとりする
64 とんがった感性を盗みに行く
65 ナチュラルトーンの空間に引き込まれる
66 アーティストによる一点ものの器に出合う
67 ミニマルな雑貨やラグを自宅に連れ帰る
68 オールドスクールな食器を持ち帰る
69 私に似合うスリッポンシューズを探す
70 ハンドメイドのスタンプにぐるり囲まれる
71 古い紙ものの世界へ旅をする
72 塩&チョコレートの味わいの幅に驚く
73 革新的な香りを身にまとう
74 噂のコスメショップに潜入する
75 グリーン&オーガニックな美を追求する
76 調味料やスナックをジャケ買いする
77 人気レストランのグローサリーを覗く
78 中東の香りと味に食欲を刺激される
79 オーガニックの殿堂をすみずみまで楽しむ
80 オリジナルブランドのとりこになる
81 欲しかった雑貨に思いがけず遭遇する
82 がらくたをかき分けて逸品を探し当てる
CHAPTER 4 忘れられない思い出を作る
83 ミッドセンチュリーの名建築に心を奪われる
84 心地よいステイと街歩き ふたつを叶える
85 ブルックリンで暮らすように過ごす
86 海風に当たりながらホットドッグをほおばる
87 彫刻家イサム・ノグチの感性にふれる
88 大富豪のコレクションと図書室に感動する
89 NY近代美術館の別館で現代アートに親しむ
90 新旧の地下鉄車両に乗ってみる
91 カオスな収蔵品の由来を探る
92 ブルックリンらしいゆるさを肌で感じる
93 フード屋台を食べ歩き胃袋を満たす
94 ジャズライブを体験する
95 ライブ&DJイベント どちらも欲張ってみる
96 歴史的建物で観劇する
97 前衛的な舞台にインスパイアされる
98 美術館レベルの作品からパワーをもらう
99 工場を改装したスペースでアートに没頭する
100 書店や食材店のオリジナルを狙う
地区別地図
Upper Side アッパー・サイド
Midtown ミッドタウン
Chelsea & West Village & East Village チェルシー&ウエスト・ヴィレッジ&イースト・ヴィレッジ
SoHo & Lower East Side & Lower Manhattan & Dumbo ソーホー&ロウワー・イースト・サイド&ロウワー・マンハッタン&ダンボ
Williamsburg & Greenpoint ウィリアムズバーグ&グリーンポイント
BoCoCa & Gowanus & Park Slope ボコカ&ゴワナス&パークスロープ
Red Hook レッドフック
Coney Island コニーアイランド 」(内容)
◇
( kindle版あり )
◇
(インスタグラム版「老後は京都で」は→コチラ)
◇
冒頭に掲げたのは、
カナダの熱波を伝える
朝日新聞デジタルの記事
の見出し部分だが、
それにしても、
49.5度 というのは
スサマジイ。
◇
これに比べれば
京都の夏なんて
まだ涼しいほう ?
◇
下は、京都の老舗出版社、
ナカニシヤ出版から出ている
「バンクーバーは
なぜ世界一住みやすい都市なのか」。
◇
バンクーバーはなぜ世界一住みやすい都市なのか (叢書・地球発見)価格:¥ 1,890(税込)発売日:2010-01 |
◇
「 バンクーバーに対する
評価の高さはどこからくるのか。
その謎を現地で1年近く暮らし、
その後も幾度となく
現地を訪問している著者が、
自ら集めた資料やフィールドノート、
見聞し経験した事柄などを
ベースにして解いてみたい。
取り上げる対象には、
観光客がほとんど行かない
現地の生活と密着した場所や
施設も積極的に盛り込んだ。
そこにこそ生活環境に対する
高い評価の秘密が隠されているからである。
著者略歴
香川貴志
1960年香川県丸亀市生まれ。
1989年立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。
現在、京都教育大学教授。
人文地理学・都市地理学 」(内容紹介)
◇
◇
京都移住について考える・「老後は京都で」~トップページに戻る
( インスタグラム版「老後は京都で」は → コチラ )
◇
( kindle版あり )
◇
「 EU離脱、広がる格差と分断、
そして コロナ禍 ……。
政治、経済、思想、アート、
映画、テレビ番組、
王室、英語、パブ…など
英国社会のさまざまな断片から、
激動と混沌の現在を描く
時事エッセイ集。
〈目次〉
君は「生理貧困、ミー・トゥー!」と言えるか
#芸術がウザくなるとき
ブレグジットとUKコメディ
英国英語はしちめんどくさい
エモジがエモくなさすぎて
シェイクスピア・イン・エモジ
パブvs.フードホール抗争に見る地べたの社会学
緊縮の時代のフェミニズム
モナキー・イン・ザ・UK―ーMonarchy in the UK
『Brexit: The Uncivil War』 に見る
エビデンスと言葉の仁義なき戦い
Who Dunnit ? マルクスの墓を壊したやつは誰だ
『負債論』と反緊縮
――グレーバーが「経済サドマドキズム」と呼んだもの
グレーバーの考察
――労働者階級の「思いやり」が緊縮マインドを育てる
「UKミュージック」なるものの終焉
英国ワーキングクラス映画の巨匠が復活
――ケン・ローチとシェーン・メドウズ
多様性はリアルでトリッキーでちょっとハード
ーーLGBT教育のもう一つの側面
「数字音痴」の弊害
――英メディアが常に予想を外す理由
『さらば青春の光』とEU離脱
ブレグジットと英国王室
の危険な関係(ちょっとしょぼいけど)
後戻りができないほどの後退
闇落ちしなかったジョーカー
ーー『ポバティー・サファリ』のロキについて
「言(ことば)」とレゲイン
ーー『プリズン・サークル』が照らす闇
閉じて開いて
――ブレグジット・ブリテンの次の10年
ザ・コロナパニック
ーーわたしを英国嫌いにさせないでくれ
コロナの沙汰も金しだい
ロックダウンのポリティクス
ーー右やら左やら階級やら
そしてまた振り出しへ
あなたがニュー・ディールですって ?
隔世の感にファックも出ない 」(内容)
◇
( kindle版あり )
◇
(インスタグラム版「老後は京都で」は→コチラ)
◇
◇
コロナ禍で欧米居住組が
随分苦労されている、、、、
という話は最近よく聞くが、
冒頭に掲げたのは、
様々な京都エッセイで人気の
入江敦彦さんが英国での
ロックダウン生活を綴った
最新エッセイ、、、、
◇
ああ~、海外移住してなくて
ホント良かった ? !
◇
◇
「 愚直にSTAY HOME
日本の「自粛要請」より
はるかに行動が制限された英国での都市封鎖。
コロナ禍真っ只中、
ロンドンの片隅で感染の可能性に怯え、
他者との距離に戸惑い、
それでも日常を失わないために、
ささやかな幸福とともに生活を続ける著者の
「STAY HOME 100DAYS」
ロックダウンとは、すなわちクリフハンガー。
崖っぷちに引っかかって、
かろうじて生きてるのです。
いつになったら救急隊が助けに来てくれるだろう。
この身を繋ぎ留めているロープは丈夫だろうか。
切れはしないか。
もしかして爪先着くくらい低い崖だったりして。
けれど宙ぶらりんなのだから、
どうしようもない。
運を天に任せるしかない──
そんなときチョコレートは
象徴的な希望の味がします。(本文より) 」(内容)
◇
(インスタグラム版「老後は京都で」は→コチラ)
◇
「 大通りから外れた細い道には、
不思議な魅力があります。
はためく洗濯物、居眠りする猫、
遊びに耽る子ども、
おしゃべりに夢中な老人たち、
窓辺の鉢植え、
どこに続くかわからない階段…etc.
私たちに、
いくつもの物語を夢想させる
魅惑の路地写真集ができました 」(内容)
◇
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◇
◇
木村伊兵衛 パリ残像 | |
クリエーター情報なし | |
クレヴィス |
◇
パリの町並みを撮った木村伊兵衛さんの写真集。
なにやら上質な絵画でも見ているかのよう、、、
◇
以下は、その内容紹介。
◇
「 戦後間もない日本では海外渡航がきわめて難しく、
芸術の都パリは遠い遙かな夢の世界でした。
1954年(昭和29)、初めて念願の
ヨーロッパ取材が叶った木村伊兵衛は、
ライカのカメラと開発されたばかりの
国産カラーフィルムを手に渡仏。
そこで写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンや
ロベール・ドアノーと出会い、
生きたパリの街並みと
下町の庶民のドラマを見ることができました。
木村作品のなかでも
とりわけ異色なカラー表現されたパリ117点を収載。
往時のパリの魅力が蘇ります 」
◇
( 追記 )
◇
下は、今や伝説ともなった
大型版の木村伊兵衛さんの写真集。
その後、この大型版からセレクトされ
サイズも縮小されたポケット版
というのが2014年に出版されたが、
冒頭の「パリ残像」は、
サイズ的にも収録枚数の点でもその中間で、
机の上で開くのには丁度よい大きさだ。
◇
木村伊兵衛のパリ | |
クリエーター情報なし | |
朝日新聞社 |
◇
◇
◇
バンクーバーはなぜ世界一住みやすい都市なのか (叢書・地球発見)価格:¥ 1,890(税込)発売日:2010-01 |
◇
「 バンクーバーに対する評価の高さはどこからくるのか。
その謎を現地で1年近く暮らし、
その後も幾度となく現地を訪問している著者が、
自ら集めた資料やフィールドノート、
見聞し経験した事柄などをベースにして解いてみたい。
取り上げる対象には、観光客がほとんど行かない
現地の生活と密着した場所や施設も積極的に盛り込んだ。
そこにこそ生活環境に対する
高い評価の秘密が隠されているからである。
著者略歴
香川貴志
1960年香川県丸亀市生まれ。
1989年立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。
現在、京都教育大学教授。
人文地理学・都市地理学 」(内容紹介)
◇
◇
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◇
それでも暮らし続けたいパリ | |
クリエーター情報なし | |
主婦と生活社 |
◇
「 本当に豊かな日常がここにある――。
コンビニはない! 街は暗い!
路上には犬のウンチもちらほら……。
生活するのには何かと不便で、面倒。
そして、おおざっぱなフランス人。
テロも起こるなど、危険もいっぱい !
それでも引き寄せられる、
住み続けたいと思わせるフランスならではの魅力を
15年以上もパリに暮らす著者が伝えてくれます。
1章 古くて懐かしい街並みとおおざっぱな下町的人情味
2章 あっさりとは対極の面倒で愛あふれる距離感
3章 「飲む」「食べる」「しゃべる」
「休む」すべて、ゆっくり、たっぷり
4章 不便とイライラがちりばめられた、人間的な日常
5章 暗い街にひそむ、美しき光と危ない影
6章 人生はドラマティックな舞台 ! 」(内容紹介)
◇
◇
◇
◇
京都、パリ ―この美しくもイケズな街 | |
クリエーター情報なし | |
プレジデント社 |
◇
26万部とこうした分野では異例のベストセラーとなった
『京都ぎらい』の井上章一さんと
フランス文学研究者の鹿島茂さんが
京都とパリについて語りつくした、
「京都、パリ ~ この美しくもイケズな街」 。
◇
以下は、その内容紹介。
◇
「 26万部『京都ぎらい』の井上章一氏、
フランス文学界の重鎮である鹿島茂氏が、
知られざる京都とパリの「表と裏の顔」を語り尽くす。
たとえば、
・日本には「怨霊」がいるが、フランスにはいない
・日本のお茶屋とパリの娼館は、管理システムが似ている
・パリの娼館は、スパイの温床だった
・日仏では、女性のどこに魅力を感じるか
・洛中の人にとっての「京都」はどこ ?
・パリの人にとっての「パリ」はどこ ?
・パリと京都の「汚れ」に対する意識の違い など、
知っているようで知らなかった
「京都とパリ」の秘密がわかる。
【contents】
まえがき
京都の地図 パリの地図
第1章 京都人とパリジャンの気質
生まれと育ちに対する意識
創業年数を誇る京都のお店
パリのブルジョワジーは金融系で、お城持ち
京都人は東京へ行くことを、やはり「東下り」と言う
パリになぜ核家族が残ったのか
パリジャンの、お金に対する意識
京都人の、お金に対する意識
日本には「怨霊」がいるが、フランスにはいない
ヨーロッパでの死の概念
日本人の、フランスに対する思い
第2章 京都の花街、パリのキャバレーや娼館
宗教家とエロティシズムの関係
日本の花街とフランスの娼館
日本とフランスで、政治的にも使われた性風俗
パリの娼館は、スパイの温床だった
京都のお茶屋とパリの娼館は、管理システムが似ている
パリのサロン文化が花開いた背景
第3章 京女、パリジェンヌの美人力
かつてのフランス式夫婦、フランス式恋愛
自慢したい男心
パリジェンヌの魅力
意気地なし文化を育んだ京都
女性のどこに魅力を感じるか
フランス語の隠語
男の幻想を支える「京女」と「パリジェンヌ」
第4章 京都とパリの魅力、都市史
洛中の人にとっての「京都」はどこ ?
パリの人にとっての「パリ」はどこ ?
パリと京都の「汚(けが)れ」に対する意識の違い
パリの墓地
土地の持ち主
パリの高級住宅地の変遷
応仁の乱の前、後
近年のパリの再開発
パリのマレ地区はユダヤ、ファッション、ゲイのエリア
京都にゲイスポットはない
京都、東京、パリの「とらや」
京都とパリの街並みを比較
京都・百万遍のカルチェ・ラタン
現代の教育事情
パリジャンは日本車、ドイツ車、国産の車をどう思っているか
パリをテーマにした詩や歌
京都とパリが人気の観光都市になった背景
第5章 京都とパリの食事情
パリの食事情 京都の食事情
日本人から見たフランスの魚介類
京都の地酒、パリのワイン 京都とフランスのつながり
フランス文化を語るのに欠かせないイタリア文化
京都人から見た東京、リヨン人から見たパリ
安くておいしい食べ物なら京都より大阪、フランスよりイタリア
食も風俗も、パリよりリヨンのほうが進んでいた ?
フランスのシュヴァリエ文化
注釈 あとがき
著者について
鹿島 茂(かしま しげる)
フランス文学者。明治大学教授。
専門は19世紀フランス文学。1949年、横浜市生まれ。
1973年東京大学仏文科卒業。
1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。
現在明治大学国際日本学部教授。
『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞評論・伝記賞を受賞する
など数多くの受賞歴がある。
膨大な古書コレクションを有し、
東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。
新刊に『悪の箴言 耳をふさぎたくなる270の言葉』(祥伝社)、
『明治の革新者~ロマン的魂と商業~』(ベストセラーズ)、
『カサノヴァ 人類史上最高にモテた男の物語』
(キノブックス)などがある。
井上章一(いのうえしょういち)
1955年、京都府生まれ。
京都大学工学部建築学科卒、同大学院修士課程修了。
京都大学人文科学研究所助手ののち現在、国際日本文化研究センター教授。
専門の建築史・意匠論のほか、
日本文化や関西文化論、美人論など、研究範囲は多岐にわたる。
1986年『つくられた桂離宮神話』(弘文堂、講談社学術文庫)で
サントリー学芸賞、
1999年『南蛮幻想』(文藝春秋)で芸術選奨文部大臣賞、
2016年『京都ぎらい』(朝日新書)で新書大賞を受賞。
その他、『美人論』『関西人の正体』(朝日文庫)、
『京都ぎらい 官能篇』(朝日新書)など著書多数 」(内容紹介)
◇
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◇
パリのシャンブル・ドット (P‐vine books) 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2010-02-19 |
◇
「 シャンブル・ドットは
フランス版B&B、民宿のこと。
これが日本でいう民宿 ? !
覗いてみれば、そこは思い描いたパリの日常。
シャンブル・ドットの魅力のひとつは
普通の旅行ならば入り込めない
パリのアパルトマン事情も垣間見れること。
さらに、インテリア、朝食(食器やテーブルのコーディネイト)、
暮らしているような気分になれるのも人気の秘訣。
パリコレの時期になると、
モデルさんが長期滞在していることも多く、
旅慣れた旅行者ならホテルよりも楽しめるはず !
25軒の選りすぐりのパリの宿と南フランス、
ブルゴーニュの宿を3軒紹介。
フランス在住の著者が見つけた宿は、全てが魅力的☆
パリに旅行に行く人には情報として、
またインテリアに興味のある人には参考になるように・・・ 」(内容)
◇
◇
◇
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◇
◇
◇
「 パリの地名の大部分に、
歴史上の人物や出来事(戦争・事件)、
制度・機関(教会・修道院・学校など)
に由来する呼称がついている。
本書は、これらの地名のうち、
およそ5000例を取り上げている。
地名をとおして、
おのずとパリの歴史が浮かび上がる好著。
地名(と地番)がいつ、
どのようにしてつけられたかは、
序文や本文に縷々説明されているとおりだが、
時代性を色濃く反映させながら、
そして世界的な人物や出来事を
市域内に貪欲にとりこみながら、
長い時間をかけて命名されてきた
じつに多様なパリの地名をたぐりよせれば、
フランス1国のみならず、
あやまたず世界の歴史がみえてくる。
――――本書「編訳者あとがき」より
■著者略歴
ベルナール・ステファヌ(Bernard Stéphane)
2015年没。
歌手・俳優・演出家・作家
ジャーナリスト・ラジオ番組制作者。
著書:『ボードレールから現代までの散文詩』(1990年)、
『郷土料理の今昔』(1994年)、
『大いなる彷徨』(同)、『美食学』(1996年)、
『万人に認められた偉大なシェフたち』(同)、
『マドモワゼル・シュ』(1998年)、
『パリの通りの大小の歴史』
(2巻、同、蔵持訳『図説パリの街路歴史物語 上下』原書房、2010年)、
『批評――芸術の批判的検討』(1999年)、
『レウニオン島の風景の本質』(2012年)ほか
■編訳者略歴
蔵持不三也(Fumiya Kuramochi)
1946年栃木県今市市(現日光市)生。
早稲田大学第1文学部仏文専攻卒業、
パリ第4大学(ソルボンヌ校)修士課程修了(比較文化専攻)、
社会科学高等研究院博士課程修了(民族学専攻)。
モンペリエ大学客員教授、早稲田大学人間科学学術院教授をへて、
現在早稲田大学名誉教授。
著書:『シャリヴァリ――民衆文化の修辞学』(同文館)、
『ペストの文化誌――ヨーロッパの民衆文化と疫病』(朝日新聞社)、
『シャルラタン――歴史と諧謔の仕掛人たち』(新評論)、
『英雄の表徴』(以上、新評論)ほか 」(内容)
◇
◇
改訂版 ガイドブックにないパリ案内 (FIGARO BOOKS) | |
稲葉 宏爾 | |
CCCメディアハウス |
◇
「 1997年に発売され、人気を呼んだ
『ガイドブックにないパリ案内』を全面的に改訂。
華やかなパリもいいけれど、
うらぶれたパリの隅っこを歩くと、
多様な文化が溶け合う
パリのもう一つの姿が見えてきます。
「パリ歩きの達人」である著者とともに、
見知らぬ路地を歩いてみませんか?
きっとパリがもっと好きになります 」(内容紹介)
◇
◇