◇
◇
◇
◇
◇
お店の風情が、なんとも京都らしい、
京都・堺町通り・四条上ルにある、
調理庖丁の老舗、
「源金吉 八木庖丁店」、、、、。
◇
◇
◇
![]() |
京都時代MAP 伝統と老舗編 (Time trip map) 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2007-10 |
◇
◇
◇
◇
◇
◇
![]() |
檀れいの 今残しておきたい、日本の美しいものたち~手わざ恋々和美巡り~ 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2012-03-10 |
◇
◇
◇
BS日テレの人気の紀行番組、
「檀れい名匠の里紀行~手わざ恋々和美巡り」
今夜の放送は、
「京都・金物工芸~涼やかな器から神仏具まで」。
◇
午後8時から。
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
京都・堺町通・錦下ルにある、
文化元年創業の京湯葉の老舗、
「千丸屋」、、、、、。
◇
京都滞在中は、
このお店の前を、
一日に何度も通ります。
◇
こういうシブイ店構えの老舗が、
たくさん残っているのが、
京都という街の魅力です。
◇
◇
◇
![]() |
京都時代MAP 伝統と老舗編 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2007-10 |
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
![]() |
京都時代MAP 伝統と老舗編 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2007-10 |
◇
< 昨日、「京都で、一番の、老舗は?」でご紹介した、
「京都時代MAP(伝統と老舗編)」についての続き >
◇
この本には、昨日ご案内した、
「タイム・トリップ・マップ」
「老舗創業番付」
「(約300件の)老舗情報」以外に、
「京都、文化史を探る」
という特集(のようなもの)があり
それが、また、興味深い。
◇
まず、その特集記事の冒頭に、
「京都文化の発達史年表」
というのが載っており、
京文化というものを構成している
「茶」、「花」、「香」、「京料理」、「京菓子」
それぞれの歴史と、
それらが発展してくる過程での相互連関が、
年表形式で一覧になっている。
◇
歴史を横断的に捉える、という試みは、
松岡正剛さんが「情報の歴史」で大成功をおさめて以来、
しばしば見られるようになったが、
京文化については、少なくとも、私は
初めてみたので、随分面白かった。
◇
たとえば、香道については
神仏への供香として始まったものが、
平安中期(国風文化の時代)に
「空薫物」、「薫物合」へと発展し(→花の世界の「花合」と対応)、
それが、さらに、武士の時代になると
「十チュウ(火へんに主)香」という競技に姿を変え(→茶の世界の「闘茶」に対応)、
室町時代の香道の確立をへて、
江戸時代の御家流、志野流、米川流の形成にいたる、、、、
というように、
香道の歴史が、文化史全体のなかで一望できるように工夫されているのだ。
◇
個別にも、「茶の湯の歴史」、「京菓子の歴史」、「京料理の歴史」、
「いけばなの歴史」、「香道の歴史」、といった章だてで
詳しく説明されている。
◇
もちろん、「古代~平安時代(宮廷と社寺文化)」、
「鎌倉~安土桃山時代(公家文化から武家文化へ)」、
「江戸時代(いよいよ、大衆文化の時代へ)」
といった章もあり、政治や社会とそれら芸道との関係も分析されている。
◇
繰り返しになるけれども
この本、随分良くできている、と思う。
◇
![]() |
京都時代MAP 伝統と老舗編 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2007-10 |
◇
京都には、老舗と呼ばれる店が、実に多い。
そして、あまりにも、老舗が多いので
では、それらの老舗の中で、
一番の老舗(一番古くからある店)は、どこだろう ?
と思うことがある。
また、いつも、その前を通る
あの店は、随分古そうだが
いつ頃の創業のお店なのだろう ?
などと思うことも、、、、
◇
そんなとき、便利なのが
下の、「京都時代MAP(伝統と老舗編)」。
◇
![]() |
京都時代MAP 伝統と老舗編 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2007-10 |
◇
◇
たとえば、この本には
「老舗創業番付」、というリストが載っている。
相撲の番付表と同じ形式で表が組まれているのだが、
それによると、
東の横綱は、長保2年(西暦1000年)創業の、「あぶら餅の一和」、
西の横綱が、仁和年間(885~889年)創業の、「田中伊雅仏具店」。
番付表には、そうした老舗の名が、ズラッと並んでいるのだが、
京菓子の亀屋清永が三段目、
京唐紙の唐長にいたっては序の口、
というのだから
京都というのはとんでもなく凄い街だ。
◇
この本には、このシリーズの「売り」である
「タイム・トリップ・マップ」
(歴史地図に、半透明の現代地図が重ねられていて、現代の在る特定の場所を、半透明の現代地図上で見つけ、その下を透かして見るか、半透明のページを持ち上げて見ると、そこに、昔、何があったことが分かる、という仕組みの地図)
も、もちろん、付いている。
◇
また、本書の後半には、
京都の老舗、約300件について
創業の年や、住所、由来、タイム・トリップ・マップ上の位置
などがまとめて掲載されており、
京都老舗事典、としても使える。
◇
京都時代MAPシリーズで
一番楽しめるのは、
この「伝統と老舗編」かもしれない。
◇
![]() |
京都時代MAP 伝統と老舗編 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2007-10 |
◇