京都の柳馬場通蛸薬師上ルに、菜根譚という、中華料理の店がある。
京都にいるときは、拙宅に近いこともあり、夜の時間帯などに、よく行く。
(拙ブログでも、このお店については、一度、ご紹介したことがある→2008年10月24日)
ところで、祇園の豆寅(→冒頭に掲載した、らくたび文庫の「京都おさそい晩ごはん」の表紙は、この豆寅の人気の豆寿司)や、
膳処漢ぽっちり(天神山町)、SCORPIONE(祇園白川)、AMORE(木屋町)、柚子屋旅館などは、すべて、同一の会社によって運営されている、というのをご存知だろうか ?
それは、際(きわ)コーポレーションという会社で、
社長の、中島武さんは、借金まみれの生活をしていた1991年、横田基地の近くにラーメン店を開き、
またたくまに、様々な業態の飲食店を全国展開するグループ企業を創り上げた、という立志伝中の人。
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【中島武さんの本】
実は、東京の拙宅の近くに、虎萬元という北京料理の南青山店があり、平素よく利用しているのだが、この店を運営しているのも、これまた、この際(きわ)コーポレーション。
そうとは知らず、東京では、虎萬元、京都では、菜根譚や、豆寅、膳処漢ぽっちり、SCORPIONEを利用していたのだが、
それらがすべて同一企業によって運営されていると、はじめて知ったときの驚きといったらなかった。
中島社長の考案になるという、ニラマンジュウは私の大好物で、東京の虎萬元でも、京都の菜根譚でも、よく食べる。
料理の味わい深さといい(→たとえば、北京料理の虎萬元の南青山店には、中国大使館の方々も、よく来る。多分、本場の、北京の味、なのだろう)、
それぞれ風趣のある、本格的な店舗造りといい、
中島社長の経営哲学は、よほど、私の趣味に合っているらしい。
【追記】
「膳処漢ぽっちり」については、東山雑記のいけこさんが、最近行かれた際のことを、建物や料理を写真付で、紹介されている(→8月4日付記事)。
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