老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

「同窓会に行けない症候群」

2019年08月30日 | 読書一般
同窓会に行けない症候群
鈴木 信行
日経BP

「総中流社会」と呼ばれた昔(戦後の昭和)と違って

「格差社会」と呼ばれる

勝ち組と負け組がハッキリ分かれる時代になって

「同窓会」というものの性格が随分と変わったらしい。

冒頭に掲げたのは、

『宝くじで1億円当たった人の末路』

がベストセラーになった

日経ビジネス副編集長の鈴木信行さんの

その「同窓会」をテーマとした近著。

以下は、その内容紹介。

「 2017年『宝くじで1億円当たった人の末路』が

シリーズ18万部のベストセラーになった著者の

2年ぶりの最新作! テーマは「同窓会」です。

同窓会という言葉を聞くと、あなたは何を思い浮かべますか?

「勉強が得意だった学級委員長」

「腕っぷしの強い番長格」

「運動神経にたけた人気者」

「お調子者のムードメーカー」

「アイドルだったあの子」

「地味でおとなしい普通の子」……。

懐かしいたくさんの同窓生の顔とともに、

「体育祭」「文化祭」「修学旅行」「恋愛」などの

甘酸っぱい思い出が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

あいつ、今どうしてるんだろう?

昭和の時代までは、多くの人がこぞって参加していた同窓会ですが、

平成の30年間で、驚くほど、様変わりしています。

「大勢が集まる同窓会にはもう参加したくない」

そう考える人がミドル層を中心に大幅に増えているのです。

当時のクラス(学校)内の序列が同窓会に参加しにくくしているといった「スクールカースト犯人説」。

「出世・給料など自慢競争が嫌」。

「会いたくない友達が参加するから」といった理由がまことしやかに語られていますが、

それは昭和の時代も同じで、表層的なものにすぎません。

なぜ今になって同窓会に行かない人が増えているのか──。

本書はこの"謎"に深く切り込み、平成30年間の企業文化や

社会構造の変化を分析することで、裏側にある理由に迫ります。

「出世できなかった」「起業に失敗した」「好きを仕事にできなかった」……。

本書では同窓会に行けないそれぞれの事情を、豊富なデータを使って、多角的に考察します。

「小学生時代にモテた人」「一念発起して起業した人」「大企業を辞めて『出家』した人」など

様々な人の人生の末路にも迫ります。

「ベストな人生とは何か」「幸せな生き方とは何か」

自分やクラスメートの人生を考えながら、

この本を読めば、生きるための何がしかのヒントがきっと見つかるはずです。

 はじめに 50代に静かに広がる「同窓会に行けない症候群」

「スクールカースト犯人説」だけでは説明できず

平成世代を襲った「自信をなくしやすい経済環境」

国民的アニメに例えて考える「同窓会崩壊」

第1章   同窓会に行けない事情 ①

「会社で出世しなかった」 昭和の時代に比べ難しくなった出世

コラム 部下の残業で書類送検された人の末路

上司を蝕む部下の「便乗時短」

昭和の時代は「出世」=「ドラクエのレベル上げ」

誰にでも成果を出せた95%の「マックジョブ」

「上司は年下」と同窓会で言えるか…?

第2章   同窓会に行けない事情 ②

「起業して失敗した」 ひとたび失敗すれば同窓会どころではない現実

リアル「闇金ウシジマくん」の世界

失敗しなくても、ただ"生きているだけ"の存在

8人で資産500億円の集団もいるが…

第3章   同窓会に行けない事情 ③

「『好き』を仕事にできなかった」 バイク乗りがバイクを仕事にすれば幸せか

「好きを仕事に」できた最後の職業、それは「トラック野郎」

「好き」が「嫌い」になる瞬間、野球選手とラッパーの場合…

第4章   同窓会に行けない事情 ④

「『仕事以外の何か』が見つからなかった」

午後4時退社で年収1000万円の国

「反ワークライフバランス大国」ニッポン

「地方公務員=楽な職業」はどこまで本当か

釣りバカのハマちゃんは「選ばれた人材」

経済的独立を果たせば同窓会に行ける…?

第5章   同窓会に行くための人生設計 ~ 職業選び編 ~

同窓会に行ける仕事の6条件 同窓会に行くための8つの新職業

エリート高校生の3人に1人は新職業に関心

コラム   「新しい職業の形」…

第6章   同窓会に行くための人生設計 ~ 心構え編 ~

同窓会に行くには「モテる自分」になること

コラム   小学校時代にモテた男子の末路

コラム   大企業を辞めて「出家」した人の末路…

第7章   同窓会に行けない人々の末路 悪夢の2019年初夏  

3つの刺殺事件の共通点 事件数日前  

幻に終わった同窓会が引き金か

フンザの物語に人々が魅了される理由

「ノー残業デー難民」が映す現役世代の孤立化…

最終章   あとがきに代えて   」(内容紹介)

「「国民的アニメに見る『同窓会崩壊』!」

「クラスの誰が同窓会に来ないのか?」

「参加率が下がっているのはなぜ?」

「同窓会に行かない人は将来どうなる?」

幸せな人生とは何か?悩める全ての人に捧ぐ。

「モテた男子」「一流社員」「起業家」驚きの末路から考える、ベストな人生の見つけ方。

著者略歴

鈴木信行

1967年生まれ。日経ビジネス副編集長。

2017年、著書『宝くじで1億円当たった人の末路』

がシリーズ累計18万部のベストセラーになる  」(内容)

◇ 

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