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今日本国内のコロナ禍は
小康状態にあるように見えるが、
北海道の状況など
新たな危機の予兆ともとれる
事態も散見され始めている。
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冒頭に掲げたのは、
プレジゼントオンラインに載った
アタリ氏の寄稿記事。
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そのなかでアタリ氏は、
現在の状況は
「奈落に落ちる前のひと時の安息」
とし、
「コロナ危機は今後10年続く」
可能性があるとしている。
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なんとも気鬱な予想だが、
アタリ氏といえば
欧州最高の知性、、、、
とされる方。
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冬のコロナ再拡大に備え、
ここはじっくり同氏の
主張に耳を傾けて
おきたいタイミングだ。
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( kindle版あり )
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「 2020年初頭、アジアの一都市で発生した
感染症は爆発的に広がり、
西側諸国のロックダウン、
さらには世界規模での経済停止
という前代未聞の事態を引き起こしました。
なぜ、中国は抑え込みに失敗したのか。
パンデミック(感染症の世界的流行)の発生を許した
先進諸国の初動の誤りはどこにあったのか。
甘い幻想に溺れることなく、
第二波の直撃を避けるには何をなすべきなのか。
本書でアタリ氏は、
世界にまたがる自身の情報ネットワークを駆使して
今回の危機の真相を明らかにし、
パンデミック後の世界を克明に描きます。
古代文明の時代から現代まで、
感染症は社会と経済の構造に変化をもたらし、
世界の勢力図を大きく描き換えてきました。
米中という二つの大国のひずみが露呈したいま、
今後の世界の覇権を握るのは誰なのか。
ヒトとモノの移動が制限されるなか、
未来の個人、企業、国家は何を指針としていくべきか。
ヨーロッパ随一の知性が訴えるのは、
事実から目を背けずに向き合い、
真実を語ることの重要性です。
歴史を紐解き、現状を分析し、未来を見通す。
傍観者でも、隷属者でもなく、
自ら主体的に生きる存在となるために。
博覧強記のアタリ氏が、
2020年のロックダウン下のフランスで書き上げ、
日本語版刊行を前に、
最新のデータに基づく加筆を行った渾身の一冊です。
【目次抜粋】
はじめに
第一章 命の値段が安かったとき
第二章 未曾有のパンデミック
第三章 一時停止した世界経済
第四章 国民を守り、死を悼む政治
第五章 最悪から最良を引き出す
第六章 命の経済
第七章 パンデミック後の世界
結論 「闘う民主主義」のために 」(内容)
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( kindle版あり )
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