京都の不動産を東京のそれと(土地については容積率等の関係で比較が難しいのでマンションの価格について)比較すると、
京都市の中心部でも南北に御池通りと四条通りに、東西に烏丸通りと河原町通りに囲まれたエリアは、不動産業者によるとゴールデン・エリアと呼ばれそれ以外の地域に比べ割高とのことですが、
それでも東京の山の手のたとえば代官山や自由が丘といった人気エリアのマンション価格の8割程度です。
四条通りの南側の下京では価格は明らかに下がり、
私の感覚では東京でいえば江東区や荒川区といった下町のマンション価格の水準かそれ以下という感じです。
四条通りには高島屋や大丸といった大手百貨店やヴィトンなどの有名ブランドが軒を連ね、
四条通りの一本北側には高級食材を扱う錦市場があり、それらへのアクセスが徒歩で5分~15分ですべて可能です。
東京でこうした条件を満たす街といえば銀座や表参道でしょうか。
こうした点を考えると、京都の中心部のマンションは随分割安(お買い得)という気がします。
最近、学生時代を京都で過ごした団塊の世代の方々などが、退職後京都に移住する動きが活発になりつつある、といわれます。
確かに、東京人の立場から見れば、東京の不動産を売り、京都の不動産に買い換えれば、差額を老後の生活資金に回すこともできます。
中心部に住めば利便性は東京と遜色がないうえに、
歴史遺産や自然環境に恵まれた土地で生活の質は上がる、
となればシルバー世代にとって、京都移住は相当魅力的、といえます。