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「 寺社が約2000もある、特別な古都・京都。
「京都に旅行したいけれど、
見るところがありすぎて迷う」
という方に、とっておきの京都巡りを提案します。
それは、京都の寺社の中でも、
「花の美しい88寺社」だけを見てまわるというもの。
本書は「京都写真」の第一人者
(京都府文化賞功労賞受賞)
である写真家・水野克比古氏の写真で構成され、
「寺社解説」と「植物解説」が付された
画期的な“図鑑&ガイドブック"です。
解説は、ベストセラー
『散歩で見かける草花雑草図鑑』の編集者が、
88寺社の協力を得て書き下ろしたものです。 」(内容)
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「 まえがきより
京都には寺社が約二千もあります。
世界の国々の中で、
一つの都市に寺社(教会・礼拝堂等)が
二千もあるような古都があるでしょうか。
このこと一つだけでも、
京都が特別な都市であることは世界中の誰もが認め、
驚嘆することでしょう。
その特別な古都・京都の本を手がけるのであれば、
京都に在住され、
生涯をかけて京都を撮り続けてこられている、
おそらく誰よりも京都の美しさを知っていらっしゃる
写真家・水野克比古氏の“特別な京都写真”で構成した本をつくって、
京都好きの読者のみなさまにお届けしたい
と考えたことがありました。
ある日、編集作業の手を休めて、
コーヒー・ブレイクをしていた時に、
ふっと五つのキーワードが浮かびました。
「京都」「花の寺社」「巡礼」「水野克比古氏の京都写真」、
そして「寺社解説と植物解説が一つになった図鑑」の五つです。
この五つの要素を組み合わせた本ができたら、
「京都に旅行したいと思っているが、
見るところがありすぎるから、
何か良いテーマに絞って京都をまわってみたいな」
と思われている方々に、
「この本であれば素晴らしい京都めぐりができそうだ!」
と喜んでいただけるのではないか、と確信しました。
遠い日々に、
「ひとつぶで二度おいしい」というキャッチフレーズ
が流行したことがありました。
実は本書は、二度どころか、
三度も四度もおいしい内容になっています。
一度目は「京都の寺社の中でも、
花が美しい寺社だけを見てまわることができる」。
二度目は「巡る八十八寺社のことと、
その寺社で巡り合える美しい花のことが、
わかりやすく簡潔に解説されているので、
寺社図鑑・植物図鑑として使うことができる」。
三度目は「各寺社の建物と花を、
『京都写真』の第一人者である水野克比古氏の美しい写真で、
四季順に見ることができる」。
四度目は、「あたかも巡礼者のごとく、
花の美しい八十八寺社を見てまわることができるので、
とっても素敵な、人生の想い出をつくることができる」。
ぜひ本書をお手にされ、
素晴らしい“京都の「花の寺社」巡り”をお楽しみください。
二〇二二年五月
蔭山敬吾 」
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