老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

いかにもタイムリーな小泉悠さんの、「プーチン帝国の素顔 ~ ロシア点描」

2022年04月17日 | 読書一般

( kindle版あり )

「「ロシアとロシア人の魅力を、

衣食住の面から伝えたい」

という本書の内容は、

プーチン大統領の蛮行

によってその色合いを変えた。

新型コロナウイルスの蔓延下、

ロシアを観光で訪れることはかなわない。

何より頭をよぎるのは突然、

ロシア軍の攻撃によって同胞を失い、

住む家、町、国を離れざるをえなくなった

ウクライナ人の悲しみだ。

日本人のロシアやロシア人に対するイメージも、

好ましくないものに転じたかもしれない。

しかし、だからこそ

この本を手に取っていただきたい。

もちろん「ロシア政府とロシア人は別」

と簡単に割り切ることはできない。

では両者の関係がどうなっているのか

ということを、

なるべく柔らかく、わかりやすく説き、

「ロシアという国は何か」について、

理解を深める必要がある。

著者は執筆にあたり、次のように語った。

「自分のロシアへの『愛』を伝える作品にしたい」。

その真意を、一人でも多くの読者に

感じていただければ幸いである。     」

( kindle版あり )

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