道成寺伝説をご存じでしょうか？
あの安珍、清姫のお話です。
第5景は、名取の芸妓さん達が三場に渡り迫力の舞を舞い演じます。
熊野三山の年参りで毎年訪れる安珍を宿の主人、清姫の父親は「安珍様こそお前の婿様になるお方だよ」と戯れを言います。
まだ若く、純真な清姫はそれを真に受け安珍に結婚を迫ります。
恐ろしくなった安珍はその場を上手く取り繕いその宿から逃げ出すのです。
逃げられたと知った清姫は、怒り、狂い、恨み、髪を振り乱し日高川へと飛び込み恐ろしい毒蛇に姿を変えて追いかけて行くのでした。
安珍は道成寺にたどり着き釣鐘の中に身を隠すのですが、清姫に見つかってしまい、あげくのはてには、妄執の炎で鐘ごと安珍を焼き殺してしまいます。
ちょっと鳥肌が立ちます。
女性の恨みには気を付けておくれやす～(-.-)
